『馬医』に登場する朝鮮王朝の治療法にはどんな種類があるのか

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている時代劇『馬医』。主人公のペク・クァンヒョンを演じているのは俳優のチョ・スンウだ。

このドラマは医療がテーマとなっており、作中にも様々な治療法が登場する。朝鮮王朝時代には全部で6つの治療法がある。それは以下の通りだ。

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1.治療の第一段階で患者の様子を見る「四診」

2.脈から臓器の状態を知る「脈診」

3.東洋医学で最も基本的な治療法で気血の流れを調節する「鍼術」

4.貴重な薬材で、東洋医学では「生薬」と呼ばれている「郷薬(ヒャンヤク)」

5. 症状にあわせて何種類かの「郷薬」を組み合わせて煎じる「湯薬(タンヤク)」

6.誰もが手軽に行なえた治療法「灸」

(写真提供=韓国MBC『馬医』ポスター)

最も重要視された診察法

この中で、最初の「四診」に関しては漢字から見て想像できると思うが、4つの診察方法がある。それは次の通りだ。

1.顔色や皮膚の色、舌の状態などを診る「望診」

2.声の調子や呼吸音を聞く「聞診」

3.生活習慣や病歴、病状などを聞く「問診」

4.症状のある部分や腹部、脈など患者に直接触る「切診」

ちなみに、最初に紹介した6つの治療法の中で、二番目の「脈診」は「切診」に分類され、かなり重要視されていた。

『馬医』のこれまで放送された話の中でも、これらの治療法などがいくつか登場しているが、そういった知識を知っていると、さらにドラマを楽しむことができるのではないかと思う。

主演のチョ・スンウを始め、カン・ジニョン役のイ・ヨウォン、イ・ミョンファン役のソン・チャンミン、チャン・インジュ役のユソンなど豪華なメンバーが、これからの物語の中でいったいどんな演技を見せてくれるのかが興味深い。

ドラマはまだ始まったばかりなので、ぜひとも最後まで楽しんでみよう。

文=大地 康

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