食べ歩きに買い物も!本当は教えたくない、“安くて美味しい”ソウルのおすすめ市場6選

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韓国旅行といえば、おしゃれなカフェや古宮巡り、ショッピングなどを思い浮かべる人も多いのではないだろうか?しかし、韓国に来たのであれば外せないのが食べ物だ。「たくさんの種類を楽しみたい」「韓国ならではの雰囲気があるスポットがいい」という方におすすめなのが、実は”市場”。

個人商店などが多く軒を連ねる、所謂「伝統市場」は実は韓国各地に今なお多く存在している。今回はソウルの市場を中心にご紹介したいと思う。

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◆望遠(マンウォン)市場

日本人観光客にも人気の街である弘大(ホンデ)の西側、漢江(ハンガン)近くの望遠洞にある望遠市場。なんと40年以上の歴史を持っており、実は伝統的な市場。

以前は地元に住んでいる人向けのローカル市場だったそうだが、人気店の「홍두깨손칼국수(ホンドゥッケソンカルグクス、韓国手打ち麺)」や「큐스닭강정치킨(キュスタッカンジョンチキン、韓国式唐揚げ)」などがメディアに紹介され、観光客も足を運ぶスポットになったそう。周辺にはセンスのいいカフェや食堂が次々と誕生し、「望理団通り(マンニダンキル)」という愛称で親しまれている。

◆通仁(トンイン)市場

朝鮮時代の王宮「景福宮(キョンボックン)」の西側に位置し、「西村(ソチョン)」の名で知られるエリアにある伝統市場。定番観光スポットの景福宮の近くにあり行きやすいので、ぜひコースの一つに組み込んでほしいスポットだ。

全長約200mのアーケード内には、野菜や惣菜、生鮮食品や雑貨などを売っている多彩な専門店が並んでおり、買い物や食べ歩きを楽しむことができる。

なかでも人気なのが、オリジナル弁当を作って市場グルメを堪能できる「葉銭(ヨプチョン)弁当」。昔のお金である葉銭を販売所で購入し、市場内にあるお弁当(トシラク)カフェ加盟店で、銅銭と引き換えに好きなおかずを選べるユニークなシステムは外国人観光客にも大好評。周辺には韓屋やおしゃれなカフェも点在しており、街歩きとあわせて楽しめる。

◆解放村(ヘバンチョン)・新興(シンフン)市場

南山(ナムサン)のふもとにある解放村(ヘバンチョン)は1945年以降、海外からの帰還者や北からの避難民が定着し、形成された歴史あるエリア。その暮らしを支えていた「新興市場」は、かつて多くの人でにぎわっていたが、時代の流れとともに衰退し、空き家が目立つようになったそうだ。

ソウル市が2015~2020年にかけて都市再生プロジェクトを実施。若者向けの雑貨店やカフェ、レストランが市場内に次々とオープンし、SNSでも注目され再び注目を集めるエリアに。現在では、週末になると写真を撮る人々で賑わい、今では「ニュートロ」な雰囲気が漂うトレンドスポットとして人気を集めている。

◆大林(テリム)中央市場

大林中央市場がある大林洞(テリムドン)は、韓国最大規模のチャイナタウンが広がるエリア。地下鉄2号線と7号線が交差する大林駅を中心に、活気ある中国文化の街並みが形成されている。市場内には中国食材を扱う専門店や屋台が軒を連ねている。韓国在住の中国人にとって特別な場所ともいえるだろう。

市場にある4割ほどのお店で、中国食品や中国野菜、中国惣菜、中国でよく食べられる魚類、肉類が売られている。中国でしか手に入れられないソース類なども売られているそう。旅行の際に、その国の中華街に立ち寄ってみるというのも楽しいかもしれない。

◆南城・四季(ナムソン・サゲ)市場

アパート団地と地下鉄駅の間に位置する南城・四季市場」は、平日でも多くの人が訪れるにぎやかなローカル市場。2016年に「春・夏・秋・冬」の四季をテーマに4つのエリアにリニューアルし誕生。エリアごとに異なる魅力を楽しめるのが特徴だ。

春エリアは工業製品、夏は野菜や精肉などの食材、秋は食べ歩きグルメ、冬は温かいスープ料理が並び、買い物も食事も満喫できる。SNSで話題の名物餅店があるのもこの市場ならでは。

さらに、あんバター餅サンドで有名な「チョンエマッダム」や、カラフルでもっちり食感の「サセクインジョルミ」を提供する「モルランイス(トクサラン)」は、名節の手土産としても人気。昔ながらの温かさとトレンドが融合する注目の市場だ。

◆清凉里(チョンニャンニ)伝統市場

地下鉄1号線・京義中央線の清涼里駅近くに位置する、1949年に創設された歴史あるローカル市場。朝鮮戦争や1961年・1992年に起こった度重なる火災によって大きな被害を受けながらも、その都度再建され活気を取り戻してきた強い市場だ。

最盛期には約250の店舗が集まり、南大門市場に次ぐ規模を誇ったともいわれている。現在は、伝統市場に加えて隣接する青果市場や農水産市場を含めて、当時の市場の面影を残している。

全長150mのアーケードと50mの屋台通りには、チョッパル(豚足)店や韓国の昔ながらのフライドチキンであるトンタッ(鶏の丸焼き)が食べれるチキン店も多くあり、別名「チキン通り」とも呼ばれている。地元に住む年配の方から海外観光客まで、さまざまな人々が集まる市場だ。

そのほかにもローカル市場として、第一(チェイル)市場や大棗(テジョ)伝統市場、 霊泉(ヨンチョン)市場、金南(クムナム)市場、延曙(ヨンソ)市場など、数多くの市場がソウルには存在している。市場巡りは、ディープな韓国グルメ旅を楽しみたい方におすすめだ。

(文=豊田 祥子)

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