ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』に主演した俳優カン・テオが最近、韓国メディア『OSEN』のインタビューに応じた。
カン・テオは劇中、法律事務所ハンバダの社員、イ・ジュノ役を熱演。優れたルックスと優しい性格を持つ人気者で、主人公ウ・ヨンウ(演者パク・ウンビン)とロマンスを繰り広げた。
「クジラカップル」を通じて障がい者と非障がい者のロマンスを扱ったが、ヨンウに対するジュノの気持ちは同情や憐憫ではなく、最初から愛情だった。その始まりは、ヨンウがウェディングドレスを着た時だった。
カン・テオは「僕が思うジュノも、ヨンウの顔に惚れた(笑)。第1話でジュノがヨンウに接する態度は、人に対する親切さ程度だったとすれば、第2話でウェディングドレス姿を見てテンションが変わる。それからはヨンウを見つめる眼差しを違うように表現しようと意識した。その基準がその時からだった。ジュノはヨンウのウェディングドレス姿に一目惚れしたが、自覚はしていない。ゆっくりと染み込んでいく段階だったし、起承転結が徐々に出てくる」と語った。
「演じながらときめいたシーンはあったか?」という質問には、次のように振り返る。
「(ヨンウと)2人で車に乗って行く途中、『落潮を見に行きませんか?』と尋ねるシーンがある。そのセリフを言う前から、実際に手に汗が出た。もともと演技する時にできる限り共感しようとする方で、自ら納得できて共感できれば上手く没入するタイプだ。『落潮を見に行きませんか?』はデートの誘い文句で、一種の小さな告白だった。告白する前、緊張感がすごかった。過去の学生時代を思い出した(笑)。そのシーンがすごく共感できて、緊張した」
相手役のパク・ウンビンとは息ぴったりな演技を披露したカン・テオ。
パク・ウンビンについては「(子役から初めて)局長レベルのキャリアを持っていて、大先輩だなというのが現場で感じられた」という。
「同じ台本を読みながら感じたのは、ウ・ヨンウ役はセリフや演技の面でも準備することが多いということだった。なのに(パク・ウンビンは)いつも先に現場に着いてプロフェッショナルな姿を見せてくれた。そういう姿を見て素敵な俳優だ、学ぶところが多い、と感じた」
それだけではない。「そんな中でも、ウンビンさんはジュノとヨンウのケミを気にかけ、たくさんアドバイスしてくれた。例えば『こういうポイントでは、その眼差しやジェスチャーがヨンウにとっていい感じだ」とか。毎回率直に話してくれて、イマイチならイマイチだと言ってくれた(笑)。フィードバックが明確だ。イマイチなら他をおすすめしてくれるので、そうやって合わせていった。もしそういうやりとりがなかったら、ドラマが豊かにはなれなかったと思う。俳優同士の会話はとても重要なのだが、ウンビンさんが上手くリードしてくれた」と感謝を示した。
(記事提供=OSEN)
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