大物女優チェ・シラが2度も演じた「強烈すぎる大妃」とは誰のこと?

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現代劇のドラマで数多くの作品に出演していたチェ・シラが、時代劇に登場したのは30歳のときだった。壮大な歴史ドラマとして有名な『王と妃』で仁粋(インス)大妃を演じたのだ。

まだ30代に入ったばかりのチェ・シラが晩年の仁粋大妃を演じたときは、その存在感が迫力満点だった。特に、顔にシワを寄せて白髪を強調した老けメイクは視聴者の度肝を抜くほどだった。

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仁粋大妃といえば、朝鮮王朝の大妃(テビ)として非常にアクが強いキャラクターなのだが、そんな女性を強烈な存在感で演じきった。

その後もチェ・シラは時代劇で大活躍した。

チェ・シラ

独特の存在感を持つ女優

『海神-HESHIN-』では、主役のチェ・スジョンを相手に恐ろしい女商人に扮したし、『千秋太后』では、敵を撃退するような勇ましい女傑を堂々と演じていた。撮影中の落馬でケガをしたこともあったというが、まさに体当たりの演技だった。

そして2011年の『インス大妃』では、『王と妃』で演じた仁粋大妃の役を再び担うことになった。

『王と妃』から13年が経っていて、晩年の仁粋大妃を演じるのに十分な年齢になっていた。それだけに老けメイクをしなくても、チェ・シラは独特の存在感で難しい役を演じきっていた。

以後のチェ・シラは現代ドラマに軸足が移っている。最近では、ドラマ『ザ・バンカー』で検事役に扮して好評を博している。
とはいえ、時代劇のファンならば、ぜひまたチェ・シラに歴史上の人物を演じてほしいと願っているはずだ。

特に、仁粋大妃の役は2回も演じているので、三度目がないとは決して言えないだろう。チェ・シラがもう一度愛着の役に扮したら大変な話題になると思うのだが……。

文=大地 康

♢チェ・シラ プロフィール
生年月日:1968年6月25日生まれ
身長:168cm
星座:かに座
学歴:東国大学演劇映画学科
デビュー:1983年化粧品CM

☆主な出演作
『英雄伝説』(ドラマ、1997年~1998年)
『野望の伝説』(ドラマ、1998年)
『王と妃』(ドラマ、1998年~2000年)
『女子万歳』(ドラマ、2000年~2001年)
『愛情の条件』(ドラマ、2004年)
『海神-HESHIN-』(ドラマ、2004年~2005年)
『透明人間チェ・ジャンス』(ドラマ、2006年)
『千秋太后』(ドラマ、2009年)
『インス大妃』(ドラマ、2011年~2012年)
『蒼のピアニスト』(ドラマ、2012年)
『優しくない女たち』(ドラマ、2015年)
『別れが去った~マイ・プレシャス・ワン~』(ドラマ、2018年)
『ザ・バンカー』(ドラマ、2019年)

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