ドラマ『客主-商売の神2015-』は、朝鮮王朝後期の行商人たちの波乱万丈の人生を綴ったエンターテインメント時代劇だ。
原作は1979年から計1465回にわたり『ソウル新聞』に連載された歴史小説『客主(ケクチュ)』。
主人公チョン・ボンサムを演じたのは、チャン・ヒョク。『チュノ~推奴~』『根の深い木』『輝くか、狂うか』など、数々の人気歴史ドラマを牽引し、誰もが認める実力派俳優だ。
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制作発表会でチャン・ヒョクは、「行商人だが、お金を賢明に使うことを知っており、他人の模範になる人物。チョン・ボンサムを通じて、ユーモラスな面を強調したい」と意気込んでいた。
そんなチャン・ヒョク演じるチョン・ボンサンのライバルに扮するのはユ・オソン。『鉄の王キム・スロ』『シンイ-信義-』などにも出演している実力派で、金があればできないことはないと信じるキル・ソゲ役を熱演している。
他にも、キム・ミンジョン、ハン・チェア、イ・ドクファ、パク・ウネなどが出演。その豪華俳優陣についた呼び名は「史劇アベンチャーズ」。誰もが主役を張れる俳優たちの共演が『客主』の何よりも大きな見どころだ。
また、演出を務めたのは『大祚榮』『太祖王建』などで知られるキム・ジョンソンで、野外撮影が多い時代劇ドラマの特性を生かして、韓国の美しい風景も楽しめるように工夫されている。ぜひとも押さえておきたい作品だ。
時は19世紀末の朝鮮王朝時代。開城(ケソン)の客主(仲介商)であるチョン・オスは、義理の兄であるキル・サンムンとともに、清国との国境貿易のため、干しナマコを積んで目的地・柵問に向かう。幼いポンサムとソリェ、キル・ソゲも同行した遠征には、チョン家客主の死活がかかっていた。
両替客主(高利貸し)のキム・ハクジュンは、柵問でチョン家客主を危機に追い込む計略を準備していた。チョン家客主が運んでいたナマコの中からは禁止されていたアヘンが見つかり、キル・サンムンは牢屋に閉じ込められ……。
構成=韓ドラ時代劇.com編集部
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