韓国では「ドラマ大国」と言われるほど放送されるドラマの本数が多いが、その中で人気があるジャンルは時代劇である。
歴史好きな国民性も反映しているし、年配層の人たちがとても時代劇を好むので、必然的に時代劇の本数はいつも多い。
そんな時代劇の歴代視聴率を比較してみよう。
今までで一番視聴率がよかった時代劇は、『ホジュン 宮廷医官への道』である。
このドラマは全64話で、韓国のMBCで1999年11月22日から2000年6月27日まで放送された。演出は「時代劇の巨匠」と呼ばれたイ・ビョンフン監督で、主人公を演じたのはチョン・グァンリョルだった。この作品は、医学書「東医宝鑑」を書いたホ・ジュンの生涯をドラマ化した作品だ。
放送当時は爆発的な人気を呼び、時代劇として歴代最高の63.7%を記録している。これはとてつもない数字だ。国民の3人に2人が見ていたわけで、今では考えられない熱狂ぶりだった。
【名作劇場】韓医学の発展に生涯を捧げた名医『ホ・ジュン~宮廷医官への道~』
それでは、時代劇で歴代視聴率2位の作品はどれだっただろうか。
それは、2000年にKBSで放送された『太祖王建』で、視聴率は60.2%だった。これも凄い視聴率だ。
続いて、歴代視聴率の3位は『宮廷女官チャングムの誓い』である。視聴率は57,8%だった。
『宮廷女官チャングムの誓い』は、今さら説明がいらないほど日本でも人気が高い時代劇だった。イ・ヨンエがチャングムを魅力的に演じきっており、2003年の放送からすでに17年が経っているが、いまだに繰り返し再放送されている。
以上のベスト3の放送年を見ればわかるが、韓国で時代劇が特に人気だったのが2000年前後から10年間ほどであった。
当時はドラマ全体の視聴率が高く、大ヒットすれば40%以上を獲得することも可能だった。
しかし、今はケーブルチャンネルで放送されるドラマも多くなり、地上波のドラマが爆発的な視聴率を獲得することは難しくなっている。
実際、視聴率が20%を超えるドラマも年に数本しかないほどだ。そういう意味でも、60%以上の視聴率を挙げる時代劇が20年ほど前にあったという事実は、今では夢のような話だったのだ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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