『チャングム』だけじゃない!! 女優イ・ヨンエの代表作ガイド

2020年06月06日 スペシャル #女優
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『宮廷女官チャングムの誓い』を通じて日本でもその名が広く知られるようになった女優イ・ヨンエ。

今でもチャングムのイメージが強く、イ・ヨンエといえば『チャングム』を思い出す人が多いが、韓国屈指のトップ女優であるイ・ヨンエの代表作は『チャングム』だけではない。

ここではイ・ヨンエの出演作の中でも特に代表的な作品を厳選して紹介する。

あなたはどこまで知っている?絶対見逃せないイ・ヨンエ 出演作ガイドだ。

イ・ヨンエ

◇ドラマ編

『イ・ヨンエの宮廷料理人』:チャングムのルーツがここにある!?

1995年に放映された初の本格時代劇。イ・ヨンエ扮するウォルナムは、13歳で宮殿内の厨房に入り、伝統宮廷料理の秘法を記した書をめぐって数奇な運命を辿ることになる。80分の特番ドラマだが、彼女は劇中で10代~70代までを演じて話題になった。彼女がのちにチャングムを演じることになる運命は、ここから始まっていたのかもしれない。

『PaPa パパ』:ヨン様の共演した数少ないラブコメ!!

若き日のペ・ヨンジュンと共演したラブコメディ。イ・ヨンエ扮するセヨンは、ペ・ヨンジュン扮する大学講師も務める小説家ヒョンジュンと学生結婚して一児を設けるが別居離婚。それでも夫をまだ愛し、過去の思い出を引きずる若妻の心情を、コミカルタッチで演じている。今では考えられない韓流2大スターの共演だけに、絶対必見だ。

『絆』:はじめて演技力が評価された社会派作品

愛と友情の絆で結ばれた若い男女が権力を牛耳る悪徳大物政治家と闘う骨太な社会派ドラマ。イ・ヨンエが扮したのは、孤児院で育った娘スンエ。政治的陰謀に巻き込まれて身も心もボロボロにされてしまう悲しきヒロインを演じ、1997年のMBC演技大賞最優秀演技賞を受賞。ルックスではなく、その演技力が初めて評価された作品だといえるだろう。

『イ・ヨンエ主演 真実のために』:けなげで純粋な司法研修生に!!

弁護士を目指し、正義を追求する若き司法研修生たちの葛藤と恋愛が丁寧に描かれているドラマ。物語は正義感の強い青年を演じたソン・チャンミンを中心に進んでいくが、回を重ねるごとにイ・ヨンエの存在感が増していく。けなげで純粋な司法研修生を演じる、イ・ヨンエの清々しい演技が印象的な作品でもある。

『アスファルトの男』:豪華キャストの中で存在感アピール!!

韓流スターのイ・ビョンホン&チョン・ウソンと共演した1995年のドラマ。自動車開発産業界を背景に繰り広げられる男の世界を描いたドラマでイ・ヨンエは、イ・ビョンホンとチョン・ウソンの姉役に。米軍クラブに出入りし、アメリカ人男性と結婚するが、悲しい最後を迎えるヒロインを演じている。

『ドクターズ』:韓国版“白い巨塔”で白衣姿も披露!!

韓国版『白い巨塔』とされる医療ドラマで、対照的な異母兄弟の葛藤が描かれている。イ・ヨンエは、チャン・ドンゴン扮した野心溢れる弟スヒョンの同僚医師にして10年来の恋人でもあったチャ・ミンジュを好演。冷徹だが悲しい出生の秘密を持つスヒョンの良き理解者として、物語の重要なキーパーソンを担った。

『火花』:熱く激しい情念の演技でイメチェン!!

タイトル通り、火花が散るような演技を随所に見せたイ・ヨンエの衝撃作。清楚なイメージが強かった彼女だが、このドラマでは婚約式の直前に別の男性と恋に落ち、すべてを投げ出して火花のように熱くて激しい愛を選ぶ情念の演技を披露。大胆なイメージチェンジに挑戦した。このドラマ以降は映画に専念。チャングムが3年ぶりのブラウン管復帰作となった。

『インビテーション~“私”への招待状~』:現代女性の等身大の姿を好演!!

3人の女性たちの結婚観や生き方を描いた韓流トレンディドラマ。イ・ヨンエ扮するヨンジュは恋人がいながら、偶然再会した小学生時代の同級生に引かれてしまうが、彼は彼女の親友ミヨンの彼氏で、ミヨンはすでに妊娠していた。友情と恋愛の間で悩み、真実の愛に目覚めていく都会女性の姿を見事に演じ、知的な女性というイメージも手にした。

『師任堂、色の日記』

イ・ヨンエが『宮廷女官チャングムの誓い』以来、13年ぶりにドラマ出演した待望の復帰作。イ・ヨンエが演じたのは、朝鮮王朝時代の著名な画家で、儒学者・李珥(イ・イ)の母である申師任堂(シンサイムダン)。韓国では良妻賢母の象徴的な存在で、現在は5万ウォンの肖像画にもなっている。

◇映画編

『JSA』:知的でセクシーな女性将校役に挑戦!!

韓国で580万人の観客動員に成功し、日本でもヒットしたポリティカル・サスペンス。イ・ヨンエが扮するのは、南北の軍事境界線上で起った射殺事件の解決のために中立国監視委員会から派遣された韓国系スイス人将校ソフィー。彼女韓国軍と北朝鮮軍の関係者に真相を迫るが、そこには信じられない事実が隠されていた……。

『ラスト・プレゼント』:そのけなげな演技に日韓が涙!!

切なく感動的なラブストーリー。イ・ヨンエ扮するヨンギは、目前に迫った死を隠して売れないコメディアンの夫を支え続ける。妻の死期を知った夫は、探偵に彼女の初恋の人を探してくれるよう依頼するが、ヨンギの初恋の人は意外な人物だった。韓国では110万人を動員。日本では堂本光一&菅野美穂でリメイクもされている。

『春の日は過ぎ行く』:「愛は去っていくもの」との名ゼリフも披露!!

儚く終わる愛を描いた問題作。イ・ヨンエ扮するラジオDJ兼プロデューサーのウンスは、年下のサウンドエンジニアと恋に落ちる。だが、離婚歴のある彼女は愛に臆病になりがちで、なかなか素直になれない。いつしか年下の恋人が負担になり、彼女のもとを去っていく。韓国では78万人の観客動員にとどまったが、大人の恋が叙情的に描かれた作品として評価は高い。

『親切なクムジャさん』:はじめての汚れ役で新境地!!

『JSA』のパク・チャヌク監督とふたたびコンビを組んだ衝撃作。イ・ヨンエが扮するのは、幼児誘拐殺人事件の犯人として無実の罪を着せられた女囚クムジャ。13年の服役を終えて出所した彼女は、恐ろしい復讐劇に乗り出す。厚化粧、ベッドシーン、残忍な復讐劇。韓国で365万人を動員した同作は、イ・ヨンエがチャングムのイメージを抜き捨て、女優して新境地を切り開いた作品である。

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