絶え間なく話題作品が発表されている韓国ドラマや韓国映画。2024年の超話題作『ソンジェ背負って走れ』のピョン・ウソクのように、人気作品に出演することで、一躍時の人となる俳優が毎年現れている。
そこで今回は、筆者が個人的にピックアップしたライジングスター、これからの活躍を期待している俳優とその経歴を紹介していきたいと思う。
2021年にtvN韓国ドラマ『ハイクラス~偽りの楽園~』のアン・スンジョ役で俳優デビューを果たした彼。韓国アイドルオタクである筆者は俳優活動より先に、KBSの音楽番組『ミュージックバンク』MC(2022年9月~2024年5月)をIVEのウォニョン氏とLE SSERAFIMのウンチェ氏と一緒にやっていた端正な顔立ちの男性という認識であった。
イ・チェミン氏は、2023年のtvNドラマ『イルタスキャンダル~恋は特訓コースで~』での主人公の娘ヘイに思いを寄せる男子高校生イ・ソンジェ役、青春スポーツドラマ『時速493kmの恋』では、パク・ジュヒョン演じるテヤンとチェ・ジョンヒョプ演じるテジュンが所属するバトミントン実業団ユニスの選手であるイ・ジホ役など、注目作品にも多数出演してきている若手俳優の一人。
そんな彼は、2025年8月23日から韓国国内での放送とNetflixでの配信がスタートした大注目ドラマ『暴君のシェフ』で好演を見せている。ここで、ドラマのあらすじを簡単に説明!このドラマはイム・ユナ(少女時代)が演じる主人公の天才シェであるフヨン・ジヨンが、ひょんなことから朝鮮王朝時代へとタイムスリップしてしまい、そこでイ・チェミンが演じる国王イ・ホンの目に留まり、その卓越した料理の腕前を高く評価されるところからストーリーが展開されていく。
韓国での視聴率は初回が4.9%、2話で6.6%、3話では7.6%と回を追うごとに上昇中。さらに、配信開始2日目にしてNetflixグローバル4位に躍り出るなど、国内外で注目度がうなぎ上りだ。今後の活躍からますます目が離せない若手俳優の一人である。
2025年に大ヒットした韓国ドラマに立て続けに出演し、ライジングスターとして存在感を示している俳優の一人。2025年5月の百想芸術大賞では『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』で新人演技賞受賞、青龍シリーズアワードでは『トラウマコード』で新人男優賞を受賞しており、次世代を担う注目株といっても過言ではないだろう。
先述した作品に続いて公開されたのが、人気ウェブトゥーン原作のノワール・アクションドラマ『広場』と、こちらもウェブトゥーンが原作のラブコメディードラマ『巫女と彦星』の二つ。時代劇から若手医師、高校生やノワールまで、実に幅広いテイストの役柄を立て続けに演じてきた彼の今後の活躍が楽しみで仕方ない。
また、日本映画『今夜、世界からこの恋が消えても』の韓国版への出演も決定しており、7月にクランクイン、公開は年内を目標に動いているそう。チュ・ヨンウ氏はこの作品が映画初挑戦とのこと。相手役はこちらも大ブレイク中の俳優、映画『破果』やドラマ『いつかは賢いレジデント生活』などの話題作に出演し、新人とは思えない安定感のある演技力で注目を集めるシン・シア氏。韓国国内での人気はもちろん、この映画公開をきっかけに日本でもぐんと知名度と人気が上がりそうだ。
tvN韓国ドラマ『いつかは賢いレジデント生活』でのアイドル出身の研修医のオム・ジェイル役が記憶に新しい俳優。筆者の推しドラマでもあり、なんとも憎めないポジティブで可愛らしいキャラクターが印象的だった。
実は、俳優として2018年に端役でデビューしてから7年目の彼。2020年放送の『浪漫ドクター キム・サブ2』や『スタートアップ:夢の扉』、2021年の『怪物』に出演、2023年には『ペイバック ~金と権力~』でメインキャストに抜擢され、『配達人 ~終末の救世主~』でも主要キャラクター演じた。着実にキャリアを積み重ね、実力で評価を勝ち取ってきた努力派俳優と評価されている。
そして、2025年にIUとパク・ボゴム主演で人気を集めた『おつかれさま』、弁護士たちの群像劇である『瑞草洞<ソチョドン>』にメインキャストとして名を連ねるなど、立て続けに話題作品に出ていたカン・ユソク。デビュー7年目でついに迎えた「旬」。今や韓国ドラマにとって欠かせない存在ともなっている彼の活躍にこれからも注目していきたい。
2014年にボーイズグループ「U-KISS」に加入し、ジュンの名で活動していたイ・ジュンヨン。アイドル活動の傍ら、2017年にドラマ『甘くない女たち~付岩洞<プアムドン>の復讐者~』で演技デビューを果たした。
これまで、ドラマ『D.P. -脱走兵追跡官-』や『マスクガール』、人気ウェブトゥーンが原作の映画『勇敢な市民』などで、非情な悪役を演じており演技にも定評がある俳優だ。2025年にはNetflixオリジナル作品『恋するムービー』をはじめ、『おつかれさま』『弱いヒーロー Class 2』『24時フィットネスクラブ』などに出演している。
9月には歌手として1stミニアルバム『LAST DANCE』をリリース。さらに、2025年11月公開予定の山田洋次監督の91作目となる『TOKYOタクシー』の主人公スミレの初恋相手役としての出演が発表されるなど、彼の勢いはとどまるところを知らない。
文=豊田 祥子
■【関連】韓国の若い女子たちが「40代俳優」に熱狂中!彼らの共通点とは?
前へ
次へ