笑いと感動の両方をつかみ、視聴者から熱い愛を受けた韓国tvNドラマ『暴君のシェフ』が第12話をもって幕を閉じた。オ・ウィシクは劇中イム・ソンジェを演じ、要所要所で存在感を発揮し、作品に欠かせない“核心の材料”として光を放った。
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第11話では、ソンジェが逆謀の渦に巻き込まれ、悲劇的な最期を迎える。
炎に包まれる中で放った「卑しい奸臣が忠臣の真似をしようとして先に逝きます」という最後のセリフは、強烈な余韻を残しながら視聴者の胸を深く打った。
冷徹で計算高く“稀代の奸臣”と呼ばれたソンジェの内に秘められた真の忠義を感じ取れる瞬間であった。
最終回では、現代に戻ったソンジェが、ヨン・ジヨン(演者イム・ユナ)、イ・ホン(演者イ・チェミン)と再会する姿が描かれた。
ジヨンのレストランで料理を評価するソンジェには抑制されたカリスマが漂い、同時にジヨンと軽妙に言い合う様子は、初めて出会った頃を思い起こさせ、視聴者の頬をほころばせた。
オ・ウィシクは『暴君のシェフ』を通じて“信じて観られる演技の名店”という評価をさらに強固なものにした。
緻密な演技力を基盤に、善と悪の境界を自在に行き来する立体的な人物像を説得力をもって描き出し、作品への没入度を大きく高めたのである。さらにユナ、イ・チェミンとの絶妙な呼吸を見せ、物語をいっそう豊かに彩った。
魅力的なイム・ソンジェという役柄を通して演技の幅を広げたオ・ウィシクが、次回作ではどのような新しい顔を見せてくれるのか、大きな注目が集まっている。
(記事提供=OSEN)
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