『ノリャン -死の海-』や『ベテラン 凶悪犯罪捜査班』、ドラマ『財閥×刑事』など、話題作で印象的な演技を披露してきた俳優アン・ボヒョンが、新作映画『悪魔が引っ越してきた』で大型犬のような魅力があふれるギルグ役を演じ、“人生キャラクター”を更新した。
本作は、深夜になると“悪魔”に変貌してしまう女性・ソンジ(演者イム・ユナ)を監視するという、ひと風変わったアルバイトを始めた無職の青年・ギルグ(演者アン・ボヒョン)の奮闘を描いたコメディ映画だ。
映画やドラマでヒット作を連発し、幅広い演技力を発揮してきたアン・ボヒョンが、これまでとは一線を画すキャラクターで新境地を開く。
ギルグは、会社を辞めた後、無気力な日々を過ごしていた青年。ある日、昼と夜でまったく異なる人格となるソンジの秘密を知ってしまい、夜は彼女の“保護者”として奮闘することになる。
ユナ演じるソンジがすっぽり隠れてしまうほどの大きな体格でありながらも、肝が小さくビクビクと怯える姿は、アン・ボヒョンのこれまでにない魅力を引き出す。
特に、ソンジを守る頼もしい“ドーベルマン”のような姿と、ソンジの勢いに気圧されて従順になる“ゴールデンレトリバー”のような一面は、観客の心を掴む大きな見どころとなるだろう。
イ・サングン監督はアン・ボヒョンについて「初めて会ったとき、こんなに圧倒的な存在感を放つ人がいるのかと驚いた。実際はとても温かく誠実な方で、この作品は“ソンジの魅力で始まり、ギルグの余韻で終わる映画”になると確信している」と語る。
一方アン・ボヒョンは、「最初はどう演じるべきか悩んだが、監督との対話を通じて“このキャラクターは監督そのものだ”と感じ、ディレクションを信じて演じきった」と明かした。また、「もともと運動を続けてきたため、体格づくりは特にしていないが、ユナさんとの体格の差が話題になって嬉しい」と感謝を述べた。
存在感あふれる大柄な体に、親しみやすさと温かみを兼ね備えた“癒し系わんこ”のような魅力を放つアン・ボヒョンの新境地。映画『悪魔が引っ越してきた』は、韓国にて8月13日より公開される。
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