女優チョ・ユリが、Netflixオリジナル『イカゲーム』シーズン2・3への出演にまつわるキャスティング秘話を明かした。
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チョ・ユリは7月12日に放送されたバラエティ番組『全知的おせっかい視点』(原題)に出演。当時の心境について、「いくつもの作品のオーディションを受けたが、ことごとく不合格で、『イカゲーム』だけが唯一合格した」と語った。
続けて、「オーディションに落ち続けて、『やっぱり私には演技なんて無理なんじゃ…』と自己不信に陥ることもあった。それでも『イカゲーム』だけはどうしても出演したくて、まるで取り憑かれたような必死の思いで臨んだ」と振り返る。
熾烈を極めた全4回のオーディションでは、自宅で自ら髪を切るなど、役作りにも工夫を凝らしたという。「鋭い印象を与えたくて、自分なりに考えて手を加えた」と明かした。
特に印象深いのは3次オーディションのエピソード。「泣く演技に挑戦したけれど、涙が出ずに焦ってしまった」と語るチョ・ユリ。しかし最終の4次オーディションでは、「これまでの悔しさが一気に込み上げてきて、自然と涙が一粒こぼれた」と振り返る。その瞬間、監督は彼女の“目の光”を見てキャスティングを決めたと聞いたという。
合格の知らせを受けたのは録音中のことだったそうで、「電話を受けた瞬間、思わず泣き崩れてしまった」と当時の喜びを明かした。
チョ・ユリは、「『イカゲーム』だけに合格したという事実が、より一層特別に感じられる。この作品に懸けた真心が届いたのだと思う」と、特別な作品であることを強調した。
また変化したことについて、「インスタのフォロワー数。以前は160万人ほどだったのが、今は761万人になった」と語り、人気を実感している様子。さらに「以前は韓国のファンのコメントが多かったけれど、今は外国人のコメントがぐっと増えた」と、グローバルな関心の広がりも実感しているという。
ネット上で噂されている「出演料42億ウォン(約4億2000万円)」について話が及ぶと、チョ・ユリは頷きつつも「記事では42億ウォンと出ていたけど、さすがにそれは話が大きすぎる。実際は全然少ない」と否定した。
家族の反応については、「弟はすごく不思議がっていて、『なんでイ・ビョンホンさんとお姉ちゃんが一緒に出てるの?』って、まるで世界観がぶつかるような感じで見てた」と笑顔で教えてくれた。
撮影中は「ほとんどすっぴん。逆に(目の下の)クマを描き足したり、乾燥した唇を強調した」と裏話も披露した。
なお、チョ・ユリが出演する『イカゲーム』シーズン2・3はNetflixにて配信中。
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