韓国の地上波KBSが、“ドラマ王国”の復活を狙って週末のゴールデンタイムに向けた大規模な編成改革を打ち出した。
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KBSは6月30日、8月から週末夜に新設される「ドラマゾーン」枠において、映画界でも活躍する大物俳優マ・ドンソク、人気女優イ・ヨンエらの出演作を放送すると発表。
これにより、これまで水・木曜日ドラマ枠で放送していたミニシリーズを土日に移し、視聴者層の拡大とチャンネル集中度の向上を図る方針だ。
KBS側はこの試みについて、「家族視聴層を中心とした従来の週末ドラマファンに加え、20~40代のコアターゲット層まで幅広く取り込む戦略」と説明しており、“土日ドラマゾーン”としての再編に注目が集まっている。
この新編成の第1弾作品として、8月23日に初回放送を迎えるのは、マ・ドンソクが主演する『TWELVE トゥエルブ』(Disney+で世界配信予定)だ。
本作は、東洋の神話に登場する“十二支の守護神”が、再び甦ろうとする封印された悪の力と対峙する、壮大なバトルアクション・ファンタジー。
マ・ドンソクを筆頭に、パク・ヒョンシク、ソ・イングク、ソン・ドンイル、イ・ジュビンといった豪華キャストが出演し、韓国型ヒーロードラマの新たな指標になると期待されている。
続いて9月には、イ・ヨンエとキム・ヨングァンが共演する『ウンスの良き日』(原題)が放送予定。
平凡な母親と謎多き教師が“ある麻薬入りのバッグ”をきっかけに危険な共犯関係に陥るという、緊張感溢れるストーリーだ。
イ・ヨンエにとっては26年ぶりのKBSドラマ出演となり、彼女のカムバック作としても注目を集めている。
視聴率と話題性の両輪で再浮上を目指すKBSの“テントポール戦略”。国民的俳優たちを前面に押し出し、週末の夜の視聴者争奪戦に本腰を入れる構えだ。
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