女優ハン・ソヒの温かい人柄を物語るエピソードが、1年越しに公になった。
6月30日、韓国メディアの報道によれば、ハン・ソヒは昨年7月、ソウル芸術大学・演劇映画学科の学生を対象に、1週間にわたってアクション演技の特別講義を行ったという。これはNetflixオリジナル『マイネーム: 偽りと復讐』で共演したキム・ミンス武術監督の提案によるもので、同監督が運営するアクションスクールと連携して実施された大学の授業の一環だった。
“チーム長”という愛称で親しまれたハン・ソヒは、学生たちと気さくに交流しながら指導を行い、最終日には受講した43名全員にノートパソコンをプレゼントするというサプライズまで。授業中、ある学生が壊れたスマートフォンを修理できずにいる姿を見て心を痛めたハン・ソヒは、「少しでも学業の助けになれば」との思いを込めてプレゼントを決めたという。贈られたパソコンの総額は、およそ5000万ウォン(約500万円)にものぼる。
このエピソードが広く知られることになったのは、実に1年後。ハン・ソヒが「外部に知らせないでほしい」と学生たちに口止めしていたためだ。しかしキム・ミンス監督は「善行は共有されるべき」として、公にする決断を下した。
キム監督は「修了式当日、ハン・ソヒは自らメイクをして現れ、学生一人ひとりに修了証を手渡していた」と語り、「講義後もグループチャットで交流を続けるなど、学生たちに良い思い出を残そうと心を尽くしていた」と振り返った。
なお、ハン・ソヒは次回作として映画『プロジェクトY』(原題)を選択。同作には女優チョン・ジョンソも出演し、「お互いしか頼れるものがなかった2人の女性が、過酷な現実から抜け出すために黒い金と金塊を奪う」というスリリングな物語が描かれる予定だ。
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