女優イ・ヨンエが自身の代表作ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』の撮影当時を振り返った。
【写真】『宮廷女官チャングムの誓い』のチャングムが歩んだ人生とは?
4月27日、YouTubeチャンネル「fairy jaehyung」はイ・ヨンエがゲスト出演した動画を公開した。
イ・ヨンエは「映画『春の日は過ぎゆく』以降、映画の脚本がたくさん入ってきた。(『チャングム』の監督である)イ・ビョンフン監督は駄目元で『チャングム』の台本を送ったそうだが、私がすぐに『やります』と答えて驚いたらしい」と話した。
『チャングム』の台本を読んだ感想としては、「500年前の人物が、私に語りかけてくるような感覚を覚えた」という。
「それ以前にもチャン・ヒビンや仁顯王后といった歴史上の有名人物はドラマで演じられていたが、チャングムは『朝鮮王朝実録』にほんの一、二行しか登場しない人物だ。そんな人物を私が世に広めることができると思うと、ものすごい喜びを感じた」
また、イ・ヨンエは博物館巡りが好きだと話し、「当時の遺物を見ると、その時代に生きていた人たちと対話しているような気持ちになる」と語った。
『チャングム』の役作りにおいては、「チャングムが料理をする人だったので、宮中料理を1カ月間学んだ。もし『チャングム』について本を書いたら、裏話だけで5冊は書けると思う。それくらいエピソードが多い」と笑った。
MCのチョン・ジェヒョンが「『チャングム』は全国民が観たと思うが、人気は実感した?」と尋ねると、イ・ヨンエは「面白いエピソードがある」と前置きしながら、「撮影はほぼ生放送並みのスケジュールだったので、当時は人気をあまり実感できなかった。でも地方ロケに行ったとき、孫を連れてきたおばあさまから『孫娘の手を握ってくれませんか』と言われた。その時、私はほぼ聖母マリアで、私の手が触れれば病気が治るといった雰囲気だった(笑)。そこで『結構人気があるんだ』と実感した」と笑いながら当時を振り返った。
また、ハードだった撮影現場についても言及。
「A4用紙にプリントされたセリフを2時間以内に覚えて、撮影しなければいけなかった。徹夜で撮影するのは当たり前。きっと目を開けてセリフを言ったはずのに、『寝てたよ』と言われる(笑)。寝落ちしてNGを出したことも数多くあった」と語った。
さらに「当初は50話お予定だったけど、人気を受けて4話延長され54話になった。当時、MBCもここまでヒットするとは思っていなかったらしく、実は『100話にしましょう』なんて提案もあった」と、驚きの裏話も明かした。
イ・ヨンエは5月7日から6月8日まで上演される舞台『ヘッダ・ガブラー』(原題)で32年ぶりに舞台に復帰する。
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