『暴君のシェフ』で新境地を切り開く、イム・ユナが料理と愛と歴史を越えるヒロインへ

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韓国tvNドラマ『暴君のシェフ』は、従来の時代劇や恋愛ドラマの枠を大きく超える異色のファンタジー・サバイバル・ロマンスである。

物語は、フレンチ料理の頂点に立ち、人生の絶頂期を迎えた天才シェフが、ある日突然500年前の朝鮮王朝へとタイムスリップするところから始まる。彼が出会うのは、最悪の暴君として恐れられながらも“絶対味覚”を持つ王である。

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宮廷の水刺間(スラッカン)で繰り広げられる料理対決や、現代と過去の価値観が交錯する舞台は、視聴者に新鮮な驚きを与える。さらに、シェフがフュージョン宮廷料理を披露する姿は、食を通して文化と歴史が融合する瞬間を描き出す。

壮大なスケールとユーモラスなやり取りを併せ持ち、ラブコメディとしても大いに楽しめる作品となっている。

主人公ヨン・ジヨンを演じるのは、K-POPアイドルだけでなく女優としても存在感を示してきたイム・ユナ(少女時代)である。

ジヨンはフランス最高の料理コンクールで優勝し、パリのミシュラン三つ星レストランのヘッドシェフに抜擢される直前に朝鮮へと飛ばされる。

夢を目前にしながらも運命に翻弄され、宮廷で新たな挑戦に挑む彼女の姿は、ユナ自身の女優としての成長を重ね合わせるように映るだろう。

イム・ユナ
イム・ユナ

視聴者に強い印象を残す女優

ユナはこれまでも多彩な役柄を演じてきた。

『ラブレイン』では、1970年代と2012年という2つの時代を行き来し、1970年では家庭学科学生キム・ユニ、2012年ではキム・ユニの娘の娘チョン・ハナの二役を演じ分けることで繊細な表現力を見せた。

『王は愛する』では、高麗一の巨商の娘ウン・サンを演じ、『ハッシュ~沈黙注意報~』では情熱を持つインターン記者イ・ジスに扮した。

そして、『キング・ザ・ランド』では、キングホテル社員でスマイルクイーンのチョン・サランを演じ、多くのファンを魅了した。

K-POPアイドルとして世界的な人気を誇る一方で、女優として確かなキャリアを築き続けるユナ。『暴君のシェフ』は、そんな彼女の新たな挑戦であり、料理と歴史、そして愛が織りなす特別な舞台で再びその存在感を示すことになるだろう。

華やかな舞台から歴史の渦へ、そして料理という普遍のテーマを通じて描かれるユナの姿は、視聴者に強い印象を残すに違いない。『暴君のシェフ』は、彼女の女優人生において新たな代表作となる可能性を秘めている。

◆『暴君のシェフ』概要

放送局:tvN (2025年)
出演者(役名):イム・ユナ(ヨン・ジヨン)、イ・チェミン(イ・ホン)、カン・ハンナ(カン・モクジュ)、チェ・グィファ(済山大君〔チェサンデグン〕)、ユン・ソア(ソ・ギルグム)
監督:チャン・テユ(『星から来たあなた』『根の深い木 -世宗大王の誓い-』『風の絵師』など)
脚本:fGRD
配信情報:Netflixにて独占配信中

文=大地 康

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