キム・ジウォンが演技を開眼させた作品は『涙の女王』の他にもう1つある!

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社会的なブームを呼んだ『涙の女王』は心を揺さぶる壮麗なドラマだった。その幕開けは、まるで運命に導かれたように劇的だ。

財閥の令嬢とエリート社員との豪華絢爛な結婚は、まばゆいばかりの報道に包まれるが、やがて夫は心の奥底で静かに決意を固めていく。わがままで冷たい妻から逃れるために、離婚を選ぼうとするのだ。

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しかし、物語はそこで予想外の旋律を奏でる。妻の余命が短いことが明らかになり、そこからドラマはスリリングな展開になっていく。

主人公カップルであるホン・ヘイン(演者キム・ジウォン)とペク・ヒョヌ(演者キム・スヒョン)は、存在そのものが華やかで魅力的だ。さらに映像は息をのむほど美しく、壮大なスケールで描かれている。

財閥家の豪華な日常に驚嘆し、ドイツでのロケシーンはまるで夢幻のような名場面の連続だった。

キム・ジウォン
女優としての活躍が際立つキム・ジウォン

稀有な才能を照らし出す両輪

この作品によってヒロインのキム・ジウォンは、韓国を代表する女優としての地位を確かなものにした。しかし、彼女の真の実力を広く知らしめたのは、2022年の名作『私の解放日誌』かもしれない。

この『私の解放日誌』では、ソウル郊外に暮らす一家の静かな日常と、そこに滲み出る切ない孤独が描かれていた。

ヨム家の3人のきょうだい、ヨム・ギジョン(演者イエル)、ヨム・チャンヒ(演者イ・ミンギ)、ヨム・ミジョン(演者キム・ジウォン)は、みんなソウルで働いているが、長すぎる通勤時間に疲弊し、心のどこかで人生の輝きを失っていた。両親は畑と工場の仕事に追われ、家庭には静かな陰が差していた。

その中で異彩を放っていたのが、両親の仕事を手伝う謎めいた男のク氏(演者ソン・ソック)である。

言葉が少ない彼とミジョンが、少しずつ心を通わせていく過程は、本当に感動的だった。その中でキム・ジウォンは、繊細かつ深みのある演技を見せ、女優としての評価を飛躍的に高めた。

こうして、『涙の女王』と『私の解放日誌』という2つの作品は、キム・ジウォンという稀有な才能を照らし出す両輪となった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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