韓国ドラマで王道となるスタイルは、トップクラスの男優が「頼もしいナイスガイ」を演じるというキャスティングかもしれない。そういう男性主人公がいれば、「とてつもない軸」が決まったような感じで、ドラマのスケールがどんどん大きくなっていく。
【写真】キム・ナムギル、あの“女王”とのツーショットを公開!
ドラマは男性主人公のキャラが特に大事。その観点から五大キャラを選んでみよう。
●『熱血司祭2』でキム・ナムギルが演じるキム・ヘイル
本来は神父なのだが、「格闘技の王者」のような強さを持っている。それゆえ、許せないワルを見つけると、たまらずに最高級のアクションシーンを披露してしまう。さらに、根が明るくてコミカルな好人物。お茶目な面もあり、キム・ヘイルは周囲を明るくするエンターティナーでもあった。
●『愛の不時着』でヒョンビンが扮するリ・ジョンヒョク
北朝鮮の正統派の兵士として、信念に揺るぎがない。ユン・セリ(ソン・イェジン)がパラグライダーの事故で北朝鮮に不時着したときも、彼女の命を救ってくれた。また、韓国に来てからも、正しい道を歩んだ。どんな環境に置かれても、絶対に軸がぶれない……そんな信頼感があった。
●『梨泰院クラス』でパク・ソジュンが演じるパク・セロイ
梨泰院で一番の男になる、というのが彼の野望である。同時に、父親を殺された復讐を果たすことが宿願だった。しかし、一番大切にしたのは、共に働く仲間を信頼することだった。みんなと一緒に大きな仕事をやり遂げるという強い志を持っていたのだ。そういう意味で、本当に頼もしい経営者だ。
●『私の解放日誌』でソン・ソックが扮したク氏
夜は酒ばかり飲んでいて、得体の知れない人物であった。しかし、働き者だったし、経営者の娘のミジョン(キム・ジウォン)が困ったときに、優しく手をさしのべていた。ク氏は口数も少なく社交性がないのだが、自分が守るべきものには最善を尽くした。まさに、頼もしい武骨男であった。
●『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』でカン・テオが演じたイ・ジュノ
空気を読まないウ・ヨンウ(パク・ウンビン)弁護士を事務職として支える立場だったが、プライベートでも彼女に愛情を示してきた。ウ・ヨンウから理解されないこともあったのだが、辛抱強くウ・ヨンウを見守っていた。その優しさはナイスガイの象徴だった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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