『イカゲーム』シーズン2に海外メディアは冷ややか…「奇抜さや洞察力が見られない」

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Netflixの大ヒットシリーズ『イカゲーム』のシーズン2が全世界の期待の中で公開されたが、海外メディアの評価は概して冷ややかなものが多いようだ。

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12月26日(現地時間)、アメリカのエンタメメディア『ハリウッド・リポーター』は、「Netflixの韓国発ヒット作がその鋭さ(edge)を失った」という見出しで、『イカゲーム』シーズン2のレビューを掲載した。

記事によると、「シーズン2は完全にガッカリだった。前シーズンの絶望的な背景から抜け出してくれた楽しさや斬新さに欠けており、ゲームの本質に対する新たな詳細や洞察もまったく見られなかった」と厳しく批判した。

また、「新たに登場したキャラクターたちは、みんなが前シーズンでいなくなった人物たちを代替するように感じられ、オ・ヨンスが演じた狡猾なイルナムや、チョン・ホヨンが演じたセビョクらの不在によってシリーズが大きな困難に陥った」と指摘した。

他の海外メディアの評価も概して否定的なものが多い。

『ニューヨーク・タイムズ』は、「『イカゲーム』に赤信号が灯った」とし、「新たな参加者たちが登場するが、その多くはシーズン1で犠牲となったキャラクターたちの焼き直しにすぎない。一部のサブプロットは興味深く始まるものの、実際にはほとんど発展しない」と酷評した。

『USAトゥデイ』も、「シーズン2も引き続き暴力的だが、衝撃的というよりも失望させられる。シーズン2は多くの面でシーズン1と似ているが、かつてのような鋭さや独創性が失われている」と述べた。

『イカゲーム』シーズン2
(画像=Netflix)

一方で、肯定的な評価も存在する。

『バラエティ』は、「シーズン2はさらに流血が多く、スケールも大きく、非常に没入感がある」とし、「資本主義的な搾取、道徳性の喪失、階級格差といった現代の韓国社会を蝕む問題を新たな視点で照らし出すことで、シーズン1との重複をほとんど乗り越えた」と評価した。  

こうした中、アメリカの映画批評サイト『ロッテン・トマト』では、批評家による「新鮮度スコア」が83%を記録している。一方、一般視聴者による「ポップコーンスコア」は63%に留まっている。

また、『メタクリティック』でのスコアは60点で、この点数は21媒体による評価だ。うち肯定的な評価をした媒体は10社、否定的な評価は1社(『ニューヨーク・タイムズ』)、中立的な評価は10社だった。

参考までに、13媒体が評価に参加したシーズン1は、11社が肯定的な評価を下し、スコアは64点だった。

『イカゲーム』シーズン2は、復讐を誓って再びゲームに参加するギフン(演者イ・ジョンジェ)と、そんな彼を迎えいれるフロントマン(演者イ・ビョンホン)の熾烈な戦い、そして再び始まる“イカれた”ゲームを描く。12月26日よりNetflixで独占配信中。シーズン3は、2025年上半期の配信予定だ。

(記事提供=OSEN)

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