李成桂(イ・ソンゲ)といえば、朝鮮王朝の初代王・太祖(テジョ)となった人物だ。その李成桂が登場する韓国時代劇を3本紹介しよう。
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●『大風水』(2012年~2013年)
出演者(役名)/チソン(モク・チサン)、ソン・チャンウィ(イ・ジョングン)、チ・ジニ(李成桂)、キム・ソヨン(ユン・ヘイン)
この時代劇は、タイトルから分かる通り風水をテーマにしたドラマで、チソンやソン・チャンウィ、チ・ジニといった豪華俳優陣の演技は必見だ。
『トンイ』で19代王・粛宗(スクチョン)を演じているチ・ジニが初代王の李成桂に扮しているのも注目だ。末期の高麗政府の中で台頭してゆく過程というのは、『龍の涙』でも描かれておらず、非常に貴重である。
時代劇ではおなじみの朝鮮王朝が、いかにして誕生したのか、実は知られていなかった朝鮮王朝建国の過程が、非常によく分かる内容となっているので、ぜひ見てほしい。
●『六龍が飛ぶ』(2015年~2016年)
出演者(役名)/ユ・アイン(李芳遠〔イ・バンウォン〕)、キム・ミョンミン(鄭道伝〔チョン・ドジョン〕)、シン・セギョン(ブニ)、チョン・ホジン(李成桂)
朝鮮王朝建国のために立ち上がった6人の英雄の物語が描かれた時代劇で、ユ・アイン、キム・ミョンミン、シン・セギョンと出演している俳優たちも豪華なメンバーが揃っており、ドラマの中で常に本格的な演技が楽しめる。
その俳優たちが見応え抜群のストーリーの中で、キャラクターたちをどのように演じているのかに注目しながら楽しんで見てほしい。
●『太宗イ・バンウォン』(2021年~2022年)
出演者(役名)/チュ・サンウク(李芳遠)、キム・ヨンチョル(李成桂)、パク・ジニ(元敬〔ウォンギョン〕王后・閔〔ミン〕氏)、イェ・ジウォン(神徳〔シンドク〕王后・康〔カン〕氏)
朝鮮王朝の礎を築いた3代王・太宗(テジョン)となる李芳遠の生涯を新たな視点で描く本格時代劇だ。その太宗に扮するチュ・サンウクを始め、時代劇には欠かせないキム・ヨンチョルなど出演している俳優たちの演技は見応えがある。
初代王・太祖こと李成桂の五男である李芳遠が国王になってから、朝鮮王朝の礎をどのように築いたのかにぜひ注目してほしい。
文=大地 康
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