佳境に入った『善徳女王』でキム・ナムギルが癖のあるキャラを奔放に熱演する

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『善徳女王』では、10月24日の第38話でキム・ユシン(オム・テウン)、トンマン(イ・ヨウォン)、ピダム(キム・ナムギル)という主要キャスト3人の立場が鮮明になっていく。

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もともとトンマンとキム・ユシンは相思相愛の仲だった。お互いに心から信頼しあっていたのだ。しかし、結局2人は添い遂げることができなかった。

キム・ユシンが最大のピンチになった時に、宿敵であるミシル(コ・ヒョンジョン)の協力を得なければならなかったからだ。そして、キム・ユシンはミシルの孫娘と結婚することになった。彼としてはやむを得ない選択であった。

だが、トンマンの失望は大きかった。彼女は、キム・ユシンの愛を得られないことで死ぬほど苦しんだ。しかも彼がよそよそしい態度を取るようになって、さらにトンマンの苦悩は大きかった。彼女は傷心の日々の中でも、新羅(シルラ)のために政治的な主導力を発揮していこうと努力していた。

一方のピダムも、苦悩の中にいた。師匠のムンノが命を奪われてしまったのだ。ムンノは三国時代の地理を詳しく記した書物の完成をせっかく終えたのに、宿敵の毒矢によって殺された。以後、ピダムは花郎(ファラン)となって自分の新しい人生を切り開いていかなければならなかった。

このように三者三様の立場になったが、ピダムの変身ぶりがすごい。彼はもともと武芸の達人なのだが、あまりにもお調子者であった。

『善徳女王』
『善徳女王』の主要キャスト……左からトンマン、キム・ユシン、ピダム(写真=(C)MBC)

人間の多様性に迫れる表現力

しかし、師匠のムンノを失って、このままではいけないと肝に銘じた。彼なりに飛躍しなければならないのだ。そんなふうに変貌するピダムを、キム・ナムギルが鬼気迫る演技で扮していた。

彼は、陰のある役を演じるのにぴったりの雰囲気を持っている。つまり、明るいだけの単調な演技だけではないのだ。人間の多様性に迫れる表現力を備えている。それだけに、今後はキム・ナムギルが癖のあるキャラクターを快活に演じてくれるだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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