テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『善徳女王』では、10月3日の第23話でキム・ユシン(オム・テウン)がトンマン(イ・ヨウォン)に自分の好意を告白する場面があった。
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今まで男として生きてきたトンマンは、出生の秘密が明かされてチョンミョン(パク・イェジン)の妹であることが認知された。つまり、王女になったということだ。
しかし、ミシル(コ・ヒョンジョン)の手下の者たちに狙われてしまっている。命が危ないだけに、ユシンはトンマンを連れて新羅を離れようとしていた。
このように激変する展開になった『善徳女王』において、異彩を放っていたのがピダムであった。正体がよくわからない男だが、剣術にとても優れていて、性格も開放的で明るい。今後、『善徳女王』で目立つキャラクターになっていくだろう。
このピダムを演じていたのがキム・ナムギルだ。彼は1990年生まれで、『善徳女王』に出演しているときは29歳であった。
すごくハンサムな顔立ちで、しかも、陰のある役を演じるのにぴったりな雰囲気を漂わせていた。これはまさに「天性のセンス」と言えるほどだ。実際、一筋縄でいかない人物に成りきるのに最適な多様性を持っていた。
『善徳女王』においても、ピダムは善人なのか悪人なのかよくわからないところがあった。あるときは善徳女王の良き協力者でありながら、別の局面では自分本位の思惑で動いていた。
そういう奔放さがピダムの魅力であり、キム・ナムギルはキャラクターの「明暗がある部分」を巧みに使い分けて自由自在に演じきっていた。
この『善徳女王』で大ブレークを果たしたキム・ナムギルは、その後は数々のドラマや映画で主役を演じて、個性的な人物を魅惑的に演じていた。
『善徳女王』ではミシルを怪しく演じたコ・ヒョンジョンが大注目されたが、新たにキム・ナムギルという逸材も登場して、さらにドラマが盛り上がっていった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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