テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『善徳女王』では、9月20日の第14話で驚くような展開になった。中国の砂漠で死んだと思われていたソファ(ソ・ヨンヒ)が、生きていて新羅(シルラ)に戻ってきたのである。
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一緒にいたのは、かつてミシル(コ・ヒョンジョン)の警護役になっていたチルスク(アン・ギルガン)だ。この男は砂漠で行方不明になっていたが、やはり生きていた。それにしても、ソファは完全に砂漠の中で生き埋めになったので、まさか生きているとは思えなかった。
かつて国王に双子の姉妹が生まれたとき、長女のチョンミョンだけが王女として宮殿に残り、妹のトンマンは王宮から出される運命にあった。それは、「王家に双子が生まれると男子の系統が絶える」という言い伝えがあったからだ。
結局、双子の姉妹を2人とも宮殿に残すわけにはいかなかったので、侍女のソファがトンマンを連れて宮殿から去っていった。後を追ったのがチルスクだ。
彼はトンマンを殺す役目を担っていた……それからドラマは15年後になり、ソファはトンマン(子役のナム・ジヒョンが演じていた)の母親になっていた。そして、チルスクは中国まで2人を追いかけて、ようやく自分の使命を果たす場面になった。
しかし、ソファとトンマンは巧みに逃亡し、砂漠の中をさまよった。その間にソファは砂の中に落ちてしまい、トンマンの救助もむなしく砂の中に消えた。そのとき、砂嵐が起こって状況が一変した。なんとかトンマンは生き延びたが、ソファの死を覚悟した彼女は悲嘆に暮れた。そして、父親を探しに新羅に戻ってきたのである。
その後のトンマン(イ・ヨウォン)は、エリート集団の花郎(ファラン)の一員となり、キム・ユシン(オム・テウン)の配下に入っていた。そういう状況の中で、チルスクとソファが再びドラマの中に登場するようになった。
果たして、トンマンとソファはどんな形で再会するようになるのか。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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