いまテレビ東京の韓流プレミアでは、『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』の終盤が放送されているが、このドラマが5月21日に終了して、その次には『太陽を抱く月』が放送される。この時代劇は韓国MBCで2012年に放送されたドラマなのだが、キム・スヒョンが颯爽と主役を演じている。
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キム・スヒョンといえば、まさにいま『涙の女王』で「最も旬の俳優」になっている。そんな彼の大ヒット作だけに、テレビ東京の放送はとてもタイムリーで注目を集めるだろう。
それでは、『太陽を抱く月』のストーリーを見てみよう。
朝鮮王朝の世子になったフォンの婚約者に選ばれたのが、「初恋の人」であったヨヌだ。2人は幸せな将来を誓い合うが、大妃(国王の母)の陰謀が2人に襲い掛かる。邪悪な大妃は巫女を使ってヨヌを呪い殺そうとたくらみ、彼女は重病となって世を去ってしまう。
しかし、実はまだ生きていて、やがて生命が甦ってくる。とはいえ、記憶喪失となってしまい、巫女に育てられた。成長したヨヌは巫女ウォルとして王宮に戻り、即位したフォンと再会を果たすことができた。
もちろん、フォンはヨヌが世を去ったあとも彼女のことが忘れなかった。ただし、ヨヌが生きているとは思わず、ウォル(ヨヌ)の素性も知らない。それなのに、フォンとウォルは奇妙な関係になっていく。まるで、かつての恋人同士のように……。
『太陽を抱く月』はこうしたストーリーになっていて、キム・スヒョンが国王のフォンを演じ、ウォル(ヨヌ)をハン・ガインが扮していた。本当に2人の息はピッタリ合っていた。
実際、謎めいた展開で進む『太陽を抱く月』は本当に面白い物語になっていて、韓国で放送当時は視聴率が40%を超えていた。それほどのメガヒット作品を改めて見られるというのはとても楽しみだ。テレビ東京の韓流プレミアで5月22日から始まる『太陽を抱く月』に大いに期待したい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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