人気俳優のナム・ジュヒョクは、兵役のために2023年3月に入隊し、軍事警察団機動隊に所属して軍務に就いている。除隊予定日は今年9月19日だ。
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残りの兵役期間は4カ月なのだが、それまでに彼の除隊を待ちながら出演作を見るならば、明るい気分にさせてくれるドラマがお勧めだ。その場合にふさわしいのが、『スタートアップ:夢の扉』と『二十五、二十一』だ。
『スタートアップ:夢の扉』は、若者たちの起業精神がテーマになっていた。特に、IT企業をスタートから立ち上げていく果敢な若者たちの群像劇でもあった。
ヒロインのソ・ダルミ(ペ・スジ)は経営者をめざす20代女性。彼女は天才的な頭脳を持つナム・ドサン(ナム・ジュヒョク)と知り合う。彼は人工知能の画像認識のスペシャリストだ。2人は、人工知能を生かした会社を起業して様々な最新技術を開発していく。
そんな夢のある話が描かれた『スタートアップ:夢の扉』。ペ・スジとナム・ジュヒョクの若々しい演技がとてもいい。本当に気持ちが前向きになれるドラマである。
一方の『二十五、二十一』。フェンシングに打ち込む女子高校生を演じたキム・テリのハツラツとした演技が評判になったが、ナム・ジュヒョクも表情豊かなイケメン俳優として素晴らしい存在感を発揮していた。
彼が演じるペク・イジンは、苦しい境遇が多かった。父親が経済危機で倒産し、一家は離れ離れになってしまった。それでもバイトを掛け持ちしてペク・イジンは必死に生活を支え、キム・テリが扮するナ・ヒドと一緒に青春の日々を満喫した。
やがてペク・イジンはテレビ局の記者となり、アジア大会ではフェンシングを担当した。その大会で金メダルを獲得したのがナ・ヒドだ。誤審問題が起きてナ・ヒドは素直に優勝を喜べなかったが、ペク・イジンはナ・ヒドのために記者として主審に取材して誤審でなかったことを証明した。そんなペク・イジンをナム・ジュヒョクは麗しい感性で演じていた。
やはり、ナム・ジュヒョクにとって、『スタートアップ:夢の扉』と『二十五、二十一』は特別な愛着を持てるドラマだった。
文=大地 康
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