『ソンジェ背負って走れ』から漂う『応答せよ』の質感…“コアファン続出”の理由は?

2024年04月26日 ドラマ情報
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韓国tvNドラマ『ソンジェ背負って走れ』(U-NEXTで配信中)が口コミで人気を広げている。ビョン・ウソク、キム・ヘユンの演技と、過去を再現した繊細な構成と感受性が好評を得ているのだ。

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平均視聴率は3%台だが、見ない人はいても、一度だけ見る人はいないほど魅力的なドラマとして、コアファンを続々と生み出している。人気に支えられ、主演俳優のビョン・ウソク、キム・ヘユンへの好評と関心も高まっている状況だ。

『ソンジェ背負って走れ』は、ある日突然生涯を終えてしまった“推し”のリュ・ソンジェを救うため、“熱狂ファン”のイム・ソルが2008年にタイムスリップするというファンタジーロマンス。

「熱狂ファンとアーティスト」という特殊な男女主人公の関係がややハードルに感じられるかもしれないが、『ソンジェ背負って走れ』ではそれが必要不可欠だ。

『ソンジェ背負って走れ』
(画像=tvN)

キム・ヘユン扮するヒロインのイム・ソルは、15年前に事故に遭って下半身が動かなくなり、夢を諦めた。そんな彼女にとってビョン・ウソク扮するユ・ソンジェは、ただのスターを越え、生きる原動力になってくれた人物。この設定があるため、ソルが2008年にタイムスリップすることや、ソンジェを救うため奮闘するストーリーに説得力が増した。

その過程で、2008年という背景の魅力を十二分に引き出した。今から十数年前の懐かしさを感じさせるレトロな時代風景は、もはやドレンドを超えてロングセラーなテーマでもある。

『ソンジェ背負って走れ』
(画像=tvN)

2012年に放送された『応答せよ1997』が1990年代後半の時代像を描いて大反響を呼んだが、時が経つにつれ“レトロ”の時期も変わり、今は『ソンジェ背負って走れ』の2008年が視聴者たちの青春時代を思い出させるのだ。

『ソンジェ背負って走れ』の主な視聴者は、ファンとアーティストの関係にどっぷりハマった青少年期を過ごした世代だ。だからこそドラマの世界観にのめり込む条件は十分に備わっているわけだ。

『ソンジェ背負って走れ』
(画像=tvN)

実際に、ソルやソンジェら人物たちは、当時の卒業アルバムから飛び出したかのようなスタイリングを再現しており、反響を得た。『ソンジェ背負って走れ』が描く学校の風景は、2008年に学生時代を過ごした人々の郷愁を誘わざるを得ない。

ここに、多数の作品で女子高生の演技が好評を博したキム・ヘユンと、“みんなのソンジェ”になりつつあるビョン・ウソクのケミストリーも期待以上だ。

『ソンジェ背負って走れ』
(画像=tvN)

キム・ヘユンの澄んだ声と正確な発音がタイムスリップの主人公としての伝達力と理解を手伝っており、ビョン・ウソクのモデル出身ならではのフィジカルとビジュアルが、学生時代から神秘的だった“推し”に説得力を持たせている。

彼らのアンサンブルを見ると、こんなにも現代的でピュアなタイムスリップストーリーがあったのかと思うほどだ。タイムスリップ作品で最も最近である2008年を舞台に、最も新鮮かつ現代的で、純粋なロマンを呼び起こす『ソンジェ背負って走れ』。ファンをいつでもテレビの前に走らせる、目が離せない魅力のあるドラマだ。

『ソンジェ背負って走れ』は、韓国tvNで毎週月・火曜日20時50分に放送中。日本ではU-NEXTで独占配信中。

(記事提供=OSEN)

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