フジテレビで放送中の『夫婦の世界』で、主役のキム・ヒエが演じる家庭サラン病院家庭医学専門医チ・ソヌの妹のような存在だったのが、パク・ソニョンが扮するコ・イェリムであった。
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彼女は会計士となっている夫のソン・ジェヒョク(キム・ヨンミン)と高級住宅に暮らしている専業主婦だ。夫同士が学生時代の同窓ということで、チ・ソヌとも親しく付き合っている。それなのに、夫がチ・ソヌとやがて微妙な関係になってしまうことで、コ・イェリムも気持ちがチ・ソヌから離れていってしまった。
本来、コ・イェリムは、近所の子供たちにピアノを教えるようなとても明るい女性なのだが、ドラマの中では徐々に彼女に暗い影が落ちるようになっていった。そんなコ・イェリムに扮したパク・ソニョンは、微妙な感情を変化させながら複雑な心理を巧みに演じていた。
そんなパク・ソニョンは『ソル薬局の息子たち』や『一緒に暮らしませんか?』などの現代劇で注目を集めている女優だが、『張嬉嬪(チャン・ヒビン)』や『王の女』などの時代劇にも出演している。
『張嬉嬪(チャン・ヒビン)』は、朝鮮王朝第19代王・粛宗(スクチョン)の時代を舞台にしたドラマで、「朝鮮王朝三大悪女」の1人である張嬉嬪をキム・ヘス、粛宗をチョン・グァンリョルが演じていた。
さらに、粛宗の曾祖母で大王大妃(テワンテビ)の荘烈王后(チャンニョルワンフ)をカン・プジャ、粛宗の母親で大妃(テビ)の明聖王后(ミョンソンワンフ)をキム・ヨンエが務めていた。本作でパク・ソニョンは、王妃の仁顕王后(イニョンワンフ)を演じていた。
『王の女』は、朝鮮王朝第15代王・光海君(クァンヘグン)の時代が舞台となっている。その光海君をチソン、光海君の兄である臨海君(イメグン)をキム・ユソク、光海君と臨海君の父親である朝鮮王朝第14代王・宣祖(ソンジョ)をイム・ドンジンが演じている。このドラマでパク・ソニョンは、女官のキム尚宮(サングン)に扮していた。
ドラマごとに違った印象を感じさせてくれるパク・ソニョンは、今後も自分なりの演技を見せてくれるだろう。
文=大地 康
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