テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『紳士とお嬢さん』。4月25日の第53話は緊迫した場面の連続だった。発端になったのはエナ(イ・イルファ)の正体だった。
【写真】『紳士とお嬢さん』のイ・イルファは「伝説の母親」だった?
彼女はダンダン(イ・セヒ)を連れてアメリカに向かう直前で、もくろみ通りの展開を迎えようとしていた。ところが、エナのオフィスで忘れ物を探していたダンダンは自分の赤ちゃんのときの写真を見つけてとても動揺する。
「なぜエナ代表がこの写真を持っているのか」
不審に思ったダンダンは、手を尽くして調査を行ない、そこで衝撃的な事実を知るようになっていく。
同じように動揺を隠せなかったのがヨングク(チ・ヒョヌ)だった。彼は探偵会社に依頼してダンダンの実母のことを調べていたが、そこから最終的な結論が出た。つまり、エナは今でこそアメリカで大成功しているが、元はダンダンを産んで3ヶ月で家を出てしまったキム・ジヨンであることが明らかになったのだ。
ヨングクにとって衝撃の事実だ。彼がダンダンと交際していることをエナは執拗に反対していて、その理由が全くわからなかったのだが、今にしても思えばエナがダンダンの実母であったから強硬に反対したのであった。
事実がわかったヨングクはエナを問い詰めた。エナは必死に弁明したが、それは到底受け入れられない説明だった。
スチョル(イ・ジョンウォン)もエナの正体を知りながらダンダンをアメリカに送ろうとしていた。スチョルの妻のヨンシル(オ・ヒョンギョン)は「絶対にそれはダメ」と言っていたのだが、自分勝手な妻でさえダンダンのアメリカ行きには反対だった。
こうして、ダンダンのアメリカ行きには様々な問題点が浮上した。それも、全てエナがダンダンの実母であったという事実が明らかになったからだ。
果たして、エナはどのようにして自分の立場を守るために巻き返すのか。ヨングクとダンダンの許されない愛はどうなるのか。『紳士とお嬢さん』も本当に大きなヤマ場を迎えてきた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
■【急転した『紳士とお嬢さん』】別れた主人公2人には徐々に実母の影が忍び寄る?
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