テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『紳士とお嬢さん』。4月20日の第50話では、ヨングク(チ・ヒョヌ)とダンダン(イ・セヒ)の恋愛が発覚した後も、ダンダンの父親スチョル(イ・ジョンウォン)が強硬に反対し続けている。
【危うし『紳士とお嬢さん』】年の差カップルの恋愛に周囲の反対がどこまで強硬になるのか
もともとスチョルは誠実で優しい男だった。彼の妻のヨンシル(オ・ヒョンギョン)はわがままで無鉄砲な女性なのだが、そんな彼女をいつもたしなめていたのがスチョルであった。
彼は働き者で、自らチキン店も開いて一生懸命に働いている。『紳士とお嬢さん』の中で最も好感の持てる男性だと言ってもいい。それなのに、娘がヨングクと恋愛することになって激怒し、挨拶に来たらすぐにヨングクを追い返している。今までの誠実な姿とはまるで変わり、完全にガンコ親父に徹している。
さらに、ダンダンを部屋に閉じ込めるという強硬手段も行なっている。そこから逃げたダンダンを追いかけたスチョルは、交通事故にあって緊急入院する羽目になった。
そこまで災難を受けて気持ちが変わるかと思ったら、病院で目覚めたスチョルの第一声は、「絶対に認めない」という姿勢だった。
それは実母のエナ(イ・イルファ)も同じだった。彼女が実母だという事実をまだダンダン自身が分かっていないのだが、ヨングクとダンダンが会社の前で手をつないでいる場面を目撃した彼女は腹を立てて、ヨングクのオフィスまで行って強い口調で「考え直しなさい」と厳しく言った。普通ならそこまで言わない。やはりダンダンの実母であるからこそヨングクに警告したのである。
このように、スチョルとエナは年の差が大きい恋愛に大反対である。しかも、ヨングクには3人の子供がいる。それゆえ、スチョルは大けがを負った後でも2人を許す気持ちには到底なれなかった。
優しかったはずのスチョル。今や完全にガンコ親父になっており、いつまでカミナリを落としていくだろうか。ヨングクとダンダンの恋愛に暗雲がたちこめてきた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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