【花嫁逃亡事件の『紳士とお嬢さん』】逆上した「新婦の母親」が起こした騒動とは?

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『紳士とお嬢さん』では、イ・セヒが演じるパク・ダンダンとチ・ヒョヌが扮するイ・ヨングクが「年の差」カップルを演じている。

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とはいえ、ヨングクは自分が「おじさん」に見えることを気にして、若すぎるダンダンとの恋愛に消極的になってしまう。それでもダンダンのまっすぐな気持ちに励まされて、世間体を気にしないで彼女を愛することに決めた。そうしたヨングクの心の変化をドラマは丹念にフォローしていく。

同時に、主人公2人の周囲は相変わらず騒動が連続している。3月9日の第21話では、ヨングクの妹セリョン(ユン・ジニ)の結婚が取り消しになった騒動を扱っていた。

セリョンはデボム(アン・ウヨン)を愛しながら、結局は見合いした男との結婚を決意した。しかし、この男がどうしようもないサイテー男。他の女性を妊娠させたうえに、金を目当てにセリョンと結婚しようとしていた。

結婚式の当日。サイテー男の元彼女がウェディングドレス姿で待機していたセリョンに会いに来て、すべてを暴露してしまった。動揺したセリョンはダンダンの助けを借りて結婚式から逃亡。

画像=KBS

「勘違い騒動」の真骨頂

逆上したセリョンの母テラン(チャ・ファヨン)はダンダンの父親スチョル(イ・ジョンウォン)の家に押しかけて、デボムに暴力をふるおうとした。セリョンが結婚式場から逃亡したのもデボムの仕業だと勘違いしたのだ。

みんなで取っ組み合いを始めるというドラマ最悪の修羅場。本来は深刻な場面なのだが、どこか笑える。髪の引っ張り合いもコミカルに見えてしまうのだ。これこそ韓国のホームドラマによくある日常的な「勘違い騒動」の真骨頂であった。

それにしても、次々に騒動を起こすテランの逆上演技には終わりがない。彼女はヨングクとは血がつながっていないが、彼の妹のセリョンは正真正銘の娘。その立場を利用して株の取り分を確保することだけが生きる望みなのだ。これからも、欲のために『紳士とお嬢さん』を大いに引っ掻き回していくだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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