【泣ける『紳士とお嬢さん』】生き別れた姉と弟の再会場面はどれほど感動的だったのか

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韓国のホームドラマは、主人公カップルを中心にして周囲の人たちの人生にも幅広くスポットが当たる構成になっている。それゆえ、様々な人生が同時進行で展開されてストーリーを長くできるという利点があるが、多くの登場人物を取り上げすぎて主人公の物語に集中できないという側面もある。

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それは、『紳士とお嬢さん』も同様だった。イ・セヒが演じるパク・ダンダンとチ・ヒョヌが扮するイ・ヨングクが年の差を超えて好意を寄せあっていくというメインストーリーが描かれているそばで、他の登場人物にもどんどんスポットが当たっている。

たとえば、3月2日の第16話では、ダンダンの父親のスチョル(イ・ジョンウォン)に実の姉がいた、というエピソードが大々的に登場した。

昔、スチョルが子供時代に姉と出かけたときに迷子になってしまった。そのまま彼は実家に戻ることができず、身寄りのない人間として今まで生きてきたのであった。

しかし、スチョルの妻ヨンシル(オ・ヒョンギョン)の母が鍵を握っていた。その母が家政婦として働いている裕福な家庭の奥様が、「かつて弟を迷子にさせたまま今でも会えないでいる」と嘆いたのがきっかけとなった。結局、ヨンシルと母はDNA鑑定まで行なって、奥様とスチョルが実の姉と弟であることを明らかにした。

画像=KBS

2人の関係が進展する契機

こうして再会を果たしたスチョルと姉。2人が面会する場面は涙なくしては見られないほど感動的だった。

そういう場面に参加したダンダンは、祝宴で酒を飲みすぎて感情がたかぶり、ヨングクに対して「初恋の人でした」と告白してしまった。それは「ダンダンが子供時代に家出したときに親身に助けてくれた人が若き日のヨングクだった」という話なのだが、そのときからダンダンはヨングクに恋心を抱いていたという。

翌朝、酔いがさめたダンダンはヨングクに告白したことを後悔するのだったが、2人の仲が進展する契機になりそうな雰囲気だった。特に、ヨングクの気持ちはどう変わっていくのだろうか。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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