心地よい余韻が残る珠玉のラブストーリーを体験するのにお勧めのドラマは?

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放送から1年が経ったけれど、未だに余韻が残っている。それは、青春の一時期に別れたカップルが再会するストーリーだった。主演はチェ・ウシクとキム・ダミ。派手さはないが、静かで名場面に彩られていたのが『その年、私たちは』である。

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物語では高校時代が回想される。学年1位のヨンス(キム・ダミ)と最下位のチェ・ウン(チェ・ウシク)では接点がないはずなのに、タイプが違う2人によって学園ドキュメンタリーが作られる。性格が合わなかった両者だが、かえって面白みが増して、ドキュメンタリーは成功する。そして、2人はその後も愛を育んでいた。

しかし、ヨンスから一方的な別離宣言があってチェ・ウンはひどく傷ついた。

それから時を経て2人は再会する。チェ・ウンは人気イラストレーターになっていて、広告広報の仕事をしていたヨンスが彼のイラストを採用することになったのだ。

出会いから10年後のヨンスとチェ・ウン。2人の現況、高校時代の思い出、ヨンスが唐突な別離宣言をした理由、再び愛を確認しあう背景……キャンパスに美しい水彩画を1枚ずつ描いていくようにドラマが進行していく。

写真=韓国SBS『その年、私たちは』公式サイトより

チェ・ウシクが見せる自然体の演技

2人が経験した別離とその後の再会がお互いの立場から抒情的に扱われていき、見ていて心が休まる展開が続く。特にチェ・ウンがヨンスに「愛してほしい」と涙ながらに訴える場面は本当に泣ける。「いけいけ」の韓国ドラマとは違う落ち着きがあって、早春の日差しのようなドラマになっている。

自然体の演技を見せるチェ・ウシクに好感を持てるし、キム・ダミは『梨泰院クラス』のときとは違う「しっとりした情感」を見せてくれる。放送から1年が経っているが、まだ見ていない人には絶対のお勧めである。

放送局/SBS
放送年・話数/2021~2022年・全16話
演出/キム・ユンジン
脚本/イ・ナウン
出演者(役名)
チェ・ウシク(チェ・ウン)
キム・ダミ(クク・ヨンス)
キム・ソンチョル(キム・ジウン)
パク・チンジュ(イ・ソリ)

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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