イ・ジュンギの主演作は粒ぞろいだ。それだけに、彼が主演したドラマというだけで、安心感があるし、「絶対に見てみたい」と思える。
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それほどイ・ジュンギに対しては信頼感が強いのだが、12月にNetflixで『悪の花』が配信されるようになると、このドラマが日本のランキングで一気に上位に入ってきた。多くの視聴者が配信を待っていたことがうかがえる。とにかく評判がいいドラマなのである。
そもそも、『悪の花』は2020年に韓国tvNで放送されたドラマだ。
全16話で、シナリオをユ・ジョンヒが書き、キム・チョルギュが演出を担当した。
出演者と役名を紹介すると、イ・ジュンギ(ペク・ヒソン)、ムン・チェウォン(チャ・ジウォン)、チャン・ヒジン(ト・ヘス)、 ソ・ヒョヌ(キム・ムジン)となっている。
とてもスリリングに物語が続いていくが、主役のイ・ジュンギが演じるペク・ヒソンは表向きでは平凡な毎日を送っている。しかし、裏があった。実は、過去にとんでもない事件を起こしている男なのだ。
そんな過去を隠して生きているペク・ヒソン。妻のチャ・ジウォンが刑事であるというところがなんとも不気味だ。細かい表情の演技が巧みなムン・チェウォンが演じると、よけいに凄みがある。
一応、夫婦は幸せそうに暮らしている。可愛い娘にも恵まれた。そんな一家団欒に忍び寄ってくるのが「犯罪者の過去」なのである。
このドラマのキャッチコピーは「14年間も愛し続けた夫がもしも殺人魔だったら?」というものだ。なんとも象徴的な言葉であり、このドラマのサスペンスの要素を的確に表現している。
果たして、ペク・ヒソンはどんな過去を持つのか。
そして、妻で刑事でもあるチャ・ジウォンは夫のどんな闇を暴こうとしているのか。
『悪の花』はドキドキするようなドラマであり、「さすがイ・ジュンギの主演作」と呼べる傑作である。
今年もたくさんの韓国ドラマが生活に潤いをもたらしてくれるだろう。そんな中で、『悪の花』はぜひとも視聴リストに加えておきたい。
文=大地 康
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