2005年に韓国で公開された映画『王の男』は、朝鮮王朝時代に暴君として有名だった燕山君(ヨンサングン)を登場させた時代劇だが大ヒットして、出演していたイ・ジュンギの名前は広く知られるようになった。
とにかく、この映画ではイ・ジュンギの妖艶な美しさが際立っていた。あそこまで存在感が強烈だと、その後もずっと魅惑的な残像が見る人を離さない。
【関連】イ・ジュンギの次回作が時代劇になる可能性が高い根拠とは?
そんなイ・ジュンギは、特に時代劇で活躍する俳優となり、ドラマ『イルジメ〔一枝梅〕』でも主役として作品を牽引した。彼は謎めいたイメージを魅力たっぷりに見せられる俳優であり、そこがファンを大いに引きつけた。
トップクラスの俳優に成長したイ・ジュンギは、現代劇でも派手なアクションを披露して演技の幅を広げ、さらにはエンターティナーとしてもライブ活動で最高のステージを見せてくれた。
なにしろ、全力投球を信条とする彼は「ここまでやるのか」と言うほど準備に万全を尽くす。そうした過程を経て作られていくステージはファンを心から魅了した。
このように、自分の可能性にいつもチャレンジしてきたイ・ジュンギだが、やはり時代劇に対する愛着はとてつもなく強かった。
それは、作品のリストを見て行けばわかる。
2012年『アラン使道伝』
2014年『朝鮮ガンマン』
2015年『夜を歩く士(ソンビ)』
2016年『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』
まさに、短い間に連続して時代劇の連続ドラマに主演している。
イ・ジュンギ自身も、「時代劇が大好きです」と公言しているし、時代劇はイ・ジュンギの魅力を最大限に発揮できるジャンルなのである。
ただし、最近は現代劇が続いている。『クリミナル・マインド』と『無法弁護士』に主演したあと、2020年には『悪の花』に主演してミステリアスな主人公に扮していた。
今後のイ・ジュンギはどんな活動をしていくのだろうか。時代劇の主役を期待している人も多いだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
【関連】時代劇で傑作が多いイ・ジュンギが『麗<レイ>』で光宗を演じた!
前へ
次へ