今まで韓流スターの記者会見に数多く出たが、特に忘れられなかったのが、日本で行なわれた『アラン使道伝』の記者会見に現れたイ・ジュンギだ。
それは、2012年10月19日に東京・新大久保のライブスタジオで行なわれたときのことだ。イ・ジュンギは上下ブラックのスーツとシックなグレーのネクタイという出で立ちで颯爽とステージに現れた。
その瞬間、大勢の記者たちが歓声をあげた。それは、感激した人たちが瞬間的にもらした感動の「ため息」でもあった。
それほど、イ・ジュンギの姿は美しく、そして艶やかだった。
【写真】“若き韓ドラ時代劇の帝王”イ・ジュンギが歩んだ俳優人生とは?
そんな中で、イ・ジュンギは、朝鮮王朝時代に幽霊とのラブロマンスを描いた『アラン使道伝』を選んだ理由について語った。
「この作品には多様なことに挑戦できるという魅力がありました。また、時代劇ということも選んだ要素のひとつになりました。イ・ジュンギというと、時代劇というイメージがありますが、実際には現代劇もたくさん演じています。しかし、時代劇はうまく演じることができるジャンルであることは確かですし、自信を持ってこの作品を選ぶことができました」
イ・ジュンギは『アラン使道伝』でシン・ミナと共演している。
「彼女はとても人気があります。そのシン・ミナさんと一緒にロマンスを演じれば、ファンのみなさまに新しい僕の魅力を見せることができます。そういう思いがあって、共演が実現しました」
『アラン使道伝』は激しいアクションシーンも注目された。いつも120%の力を出すイ・ジュンギは、撮影中にケガが多いという。それは『アラン使道伝』でも同じだった。
「やはりケガをしました。アクションシーンはすごく難しいものであり、それに挑戦するのは簡単なことではありません。それだけに、アクションシーンがうまくできたときに、達成感を持つことができます。今回もアクションシーンにチャレンジして本当に良かったです」
このように『アラン使道伝』について語ったイ・ジュンギ。記者会見から8年の歳月が流れたが、あのときの彼の美しさは今でも記憶に鮮明に残っている。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
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