韓国SBSドラマ『車輪』(Netflixで同時配信中)に主演するキム・ヒョンジュが、視聴者を沼に誘っている。
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同作は、過去を隠したまま生きていた国会議員の妻の秘密が明かされることで繰り広げられるミステリーロマンス。正解のない選択肢の前で混乱と葛藤を経験する人々の内面を繊細かつ高密度で描く。
キム・ヒョンジュは劇中、過去を隠したまま国会議員の妻として静かに暮らしているキム・ヘジュ役を、きめ細かな演技で表現した。平和だった日常を根こそぎ揺らぐ衝撃の事件が相次ぐことで、惨憺たる気分を味わうキャラクターの心理を凄まじい演技力で描いている。
(※以下、ネタバレあり)
12月20日に放送された第2話では、ヘジュと夫のナム・ジュンド(演者パク・ヒスン)の間に葛藤が生じる様子が描かれた。
失足死で亡くなった息子・ジフン(演者チョン・テクヒョン)の子供を妊娠したとしてヘジュを訪ねたキム・スビン(演者チョン・スビン)をめぐって、夫婦の意見が分かれる。ヘジュは行き場のないスビンを追い出そうとするジュンドに失望を隠せなかった。
親も、お金も、行き場もないスビンを見て、昔の自分を重ねたヘジュ。初めて上京した頃の自分を見ているようで、哀れな思いでいっぱいだった。何よりヘジュが心配したのは、息子のジフンが強制的にスビンを妊娠させたのかどうか。「それは違います」というスビンの一言に、ヘジュは安堵した。
激しく感情が変化するヘジュのキャラクターを、キム・ヒョンジュは貫禄たっぷりの演技で描いた。戸惑いと混乱、そして耐え難い現実に徐々に疲弊する姿まで。早くも視聴者を物語にのめり込ませたキム・ヒョンジュの今後の活躍からも、目が離せない。
(記事提供=OSEN)
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