Netflixでも配信の新ドラマ『車輪』に脚本家が自信。主演俳優たちの演技は「驚異的」

2022年12月11日 ドラマ情報 #新作ドラマ
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韓国SBS新ドラマ『車輪』(Netflixで同時配信)が、誰も予測できない道に走っていく。

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同作は、過去を隠したまま生きていた国会議員の妻の秘密が明かされることで繰り広げられるミステリーロマンス。正解のない選択肢の前で混乱と葛藤を経験する人々の内面を繊細かつ高密度で描く。

何よりも注目を集めるのは、“信頼できる俳優”キム・ヒョンジュ、パク・ヒスン、キム・ムヨルと、パワー新人チョン・スビンの共演だ。さらには『ストーブリーグ』『死の賛美』に参加したキム・ムンギョ監督と、『ブラームスが好きですか?』の脚本家リュ・ボリがタッグを組んだこともドラマファンの期待感を高めている。

韓国メディア『OSEN』は、新作『車輪』で帰ってくるリュ・ボリ作家に直接話を聞いた。

「正解のない分かれ道に立った人々が、逃げずに最善を尽くして選択していくお話だ」と、『車輪』を紹介したリュ・ボリ作家。「普段、心の中に残ることを書き留めるメモ帳を見ていて、私が長い間、よく思い出した単語と感情があることに気づいた。そのメモが自然と1つにまとまって、この作品を書くようになった」と執筆のきっかけを明かした。

また、「人物たちが感じる感情の幅が非常に大きくて、感情線を上手に描くことに特にこだわった。相次ぐ事件が話の方向性を変えることで、人物の感情も大きく揺れ動く。だからどんな事件がどういう方向に展開されるかついていけば、違う面白さを感じられるはずだ」と作品の差別点を紹介した。

タイトルである『車輪』(原題は『トロリー(trolley)』)に隠された意味も公開している。

これは「トロッコ問題」に着眼したものらしく、「トロッコ問題は、電車のブレーキが故障した状況で、私が進行方向を変えられる線路変換器の前にいるという仮定から始まる。電車をそのまま走らせれば線路の上で働いている作業員5人が死ぬが、私が変換器を引いて方向を変えれば、隣の線路にいた作業員1人が死ぬとしたら、私は線路を変えるだろうか。この正解のないジレンマと登場人物たちの状況が通じる部分があり、こういうタイトルに決めた」と話した。

(画像=STUDIO S)

リュ・ボリ作家の格別な物語は、俳優たちの熱演で完成される予定だ。リュ作家は「キム・ヒョンジュ、パク・ヒスンさんは私や監督を含む制作陣の誰よりも経験豊富な大先輩で、立派な人柄が噂になっている方々なので、喜んで作業することができた」と感想を明かしている。

「キム・ヒョンジュさんの出演が決まった時、誰かに言った瞬間に夢から覚めてしまいそうで言うこともできず、落ち着いて執筆作業に集中しようとした。それから数日後、ふとした瞬間に『キム・ヒョンジュさんなんて、嘘でしょ?」と心臓がドキドキしたのを覚えている。事前に見せてもらった映像では複雑なキャラクターを繊細かつ立体的に演じてらっしゃった。俳優がキャラクターに息を吹き込む姿を目の当たりにする驚異は、脚本家が味わえる大きな喜びで、ありがたさだ」

また、パク・ヒスンについては次のように語った。

「監督との初ミーティングの時、パク・ヒスンさんと一緒にやりたいとは伝えたが、実際に叶うなんて思わなかった。キム・ヒョンジュさんの時と同じく、夢のようでしばらくは1人で秘密を抱えていた。初めての顔合わせの時、パク・ヒスンさんが『僕のことはジュンド(役名)と呼んでください』と言った瞬間が忘れられない。彼の温かい人間性がキャラクターに溶け込んで、妻への愛、世の中に対する真心と苦悩がリアルに描かれた。ジュンド役になり切って、激しい感情の変化を共に経験していく姿を見て、申し訳なさと感謝の気持ちを感じた」

最後には「ヘジュとジュンドが夢にも思わなかった事件から物語が始まる。2話では色々な人物が本格的に絡み合って、火がつく。1、2話にわたって興味深く繰り広げられたものが爆発する2話のエンディングまでご覧になれば、もう『車輪』から降りることはできないはずだ」と、自信を示した。

『車輪』は12月19日22時より韓国SBSで放送開始。Netflixでも同時配信される。

(記事提供=OSEN)

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