母親の偉大な愛の力を証明した韓国tvN時代劇『シュルフ』(Netflixで配信中)が、有終の美を飾った。
12月4日に放送された最終回の視聴率は、首都圏平均18.2%・最高20.1%、全国平均16.9%・最高18.8%を記録し、地上波を含むすべてのチャンネルで同時時間帯1位を守り抜いた。
『シュルプ』は、子供を守るためなら何だってできる母親の愛を、傘の昔の韓国語である「シュルプ」に喩えて表現した。形は同じでも、それぞれ違う色の傘のように、多様な形をした母親たちの愛を描いている。
主人公の王妃・ファリョン(演者キム・ヘス)がどんな逆境も突破する賢明な愛情を見せた一方で、欠乏を満たす道具や、富と権力への貪欲の象徴だった愛情もあった。そして間違った愛情に被害を受けるのは子供たちであり、その傷は母親に戻るということを、色んなエピソードを通じて考えさせている。
このようなストーリーを「時代劇」という枠を借り、厳しく制限された空間である宮殿を舞台として繰り広げたことは、視聴者の興味を刺激するに十分だった。
さらには主体的な女性キャラクターの活躍、女性たちの団結、社会的少数者の包容など、現代の価値観を反映させたテーマを大胆に描いたことは、『シュルプ』ならではの面白さを増し、共感を呼び寄せた。
型破りのストーリーに、繊細かつ雄大な演出。さらにはキム・ヘス、キム・ヘスク、チェ・ウォニョン、キム・ウィソン、ムン・サンミン、オク・ジャヨン、キム・ジェボムら、ベテランと新人俳優たちのシナジー効果がしっかりと輝いた。
韓国ギャラップが発表した「韓国人が好きな11月のテレビ番組」で1位を記録したほか、CJ ENMが発表したコンテンツ影響力指数のドラマ部門で4週連続1位、gooddataのテレビ話題性指数で4週連続1位など、あらゆるランキングで首位を維持した『シュルプ』。
笑いと涙、共感と感動を与えながら週末の夜を盛り上げた同作は、母親が傾けてくれる傘のように、温かいドラマとして記憶されるはずだ。
(記事提供=OSEN)
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