女優キム・ヘスが、Netflixで配信中の『シュルプ』を支えるシュルプ(傘を意味する昔の韓国語)になっている。
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同作は、問題だらけの王子たちを王世子(王位継承者)にするべく奮闘する王妃の話。朝鮮のロイヤルファミリーの教育方法をテーマに、子供に対する母親たちの愛と欲望を描く。
10月15日に放送された初回が7.6%の視聴率で好スタート後に右肩上がりを見せ、11月13日放送の第10話の視聴率は12.3%を記録すると同時に、Netflixグローバルランキングでも3位になった。
劇中で主人公の王妃・ファリョンを演じるキム・ヘスは、気品と威厳、カリスマ性とウィットを兼ね備えたキャラクターを作り上げた。
権力を維持するために宮中を牛耳ろうとする大妃(演者キム・ヘスク)と、息子を世子に仕立てるために手段を選ばないファン貴人(演者オク・ジャヨン)、そして領議政ファン・ウォンヒョン(演者キム・ウィソン)と対立することで、張り詰めた緊張感を漂わせている。
ただ、彼らと違ってファリョンは権力や野心で動くキャラクターではない。彼女を動かすのは、子供たちへの愛と宮廷の平和だ。
択賢(最も聡敏な後継者を選ぶこと)めぐって大妃とファン貴人側があらゆる手を使う間、ファリョンは大君たちだけでなく、ほかの王子たちも“正道”を守りながら競争できるように最善を尽くす。危機をチャンスに変えるファリョンの頭脳戦が、『シュルプ』の最も大きな面白さだ。
さらに強者には強く、弱者には優しいファリョンの人柄が別の魅力として働く。宮中のすべての人の平和のために誰よりも忙しく動くファリョンの姿は、視聴者の心を動かすのに十分だ。
いよいよ終盤に差し掛かった『シュルプ』。ファリョンの奮闘は報われ、ハッピーエンドを迎えられるかどうかに注目が集まる。
(記事提供=OSEN)
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