Netflixで配信中の『シュルプ』は、今まで見たことのない能動的な王妃・ファリョンが、予測不能な痛快さと深い感動を与えるフュージョン時代劇だ。
内命婦の規則にとらわれず、主体的に人生を導いていく画期的なファリョンの姿は、女優キム・ヘスの演技によってさらにドラマチックな効果をもたらしている。キム・ヘスが持つカリスマ性と、時代を先駆けるキャラクターの組み合わせがぴったりマッチしているからだ。
ファリョンは初登場からただ者ではなかった。
大君たちを授業に出席させるため宮内を小走りする姿は、従来の時代劇では見たことのない新鮮さを与えた。
そんなファリョンの大きな特徴は、黙って王をサポートする王妃のポジションからかけ離れていること。彼女は王に直接意見を述べ、アドバイスするのはもちろん、時には苦言もいとわない。
いくら王の前でも「ノー」とキッパリ言える確固たる姿勢は、民のためにも発揮された。社会で弱い立場にいる者たちの居場所を作り、彼らのシュルプ(傘を意味する昔の韓国語)になることも躊躇しなかった。
もちろん、自分と息子たちに降りかかった問題においても、自ら解決方法を探し出す。大君たちの教育においても、自分が先に徹夜で勉強する姿勢を示し、時代劇の新しい母親像を見せつけた。
キム・ヘスはファリョンについて「強力な愛の力を持つ女性であり、愛する人たちを守るために喜んで雨風に振られ、防ぐ人物だ。王妃で母親、1人の女性であるファリョンの真心が伝えようとする方向性に集中している」と語り、残りの展開に対する期待感を高めた。
『シュルプ』は、毎週土・日曜21時10分に韓国tvNで放送中。Netflixでも同時配信中。
(記事提供=OSEN)
■【関連】『シュルプ』の心理戦から目が離せず!王妃の“機転”を振り返る
前へ
次へ