女優キム・ヘスが、tvNドラマ『シュルプ』で機知に富んだ活躍を繰り広げ、痛快な展開を導いている。
(※以下、ネタバレあり)
11月20日に放送された第12話では、世子嬪(世子の妻)の座をめぐる王妃のファリョン(演者キム・ヘス)と大妃(演者キム・ヘスク)の新しい心理戦が描かれた。
ついに我が子のソンナム大君(演者ムン・サンミン)が世子になると、今度は世子嬪(世子の妻)探しに乗り出すファリョン。そんなファリョンと大妃が目をつけたのは、兵曹判書ユン・スグァン(演者チャン・ヒョンソン)の長女であるチョンハ(演者オ・イェジュ)だった。
大妃の狙いは、だらしないチョンハを世子嬪にし、いつかソンナム大君を世子の座から引きずり下ろすことだったが、ファリョンは市場で理不尽な扱いを受けた女性のために商人と論争中だったチョンハを見て彼女に好感を覚えた。
その上、自分が探していた“あの方”が世子だと知ったチョンハも、世子嬪の座に挑戦することになった。
ファリョンはチョンハの父親である兵曹判書を訪ねて「私は大妃様のようにご長女を犠牲にはしません。最も優れているゆえ世子嬪に据えたいのです。私は大妃様の力を利用しご息女を世子嬪にしてみせます。ゆえに兵曹判書殿は世子の盾となってください。私はご息女の盾になります」と説得した。
万全の準備を終え、三揀択(残り3人の候補者のうち内定者を選ぶ最終審査)に臨んだファリョン。チョンハを選ぶ大妃の意に反対するふりをしながら、ミン・スンユン(演者キム・ヨンジェ)の娘を候補者として薦めるも、あらかじめチョンハに教えていた「三不去」のお題を出し、チョンハだけが見事に答えられるようにした。
すべてがファリョンの計画通りに進む過程において、コ貴人(演者ウ・ジョンウォン)やテ昭容(演者キム・ガウン)など、それまでファリョンに恩を受けた側室たちが助力する姿も微笑ましかった。徐々に一致団結していくファリョンと側室たちの関係性は、『シュルプ』のもう一つの魅力ポイントとなっている。
世子嬪まで迎えたソンナム大君は、世子としてバラ色の未来を迎えられるか。まだ世子の座を諦めていない領議政ファン・ウォンヒョン(演者キム・ウィソン)とファン淑媛(演者オク・ジャヨン)のあがきが、最後のクライマックスになる見込みだ。
『シュルプ』は、毎週土・日曜21時10分に韓国tvNで放送中。Netflixでも同時配信中。
(記事提供=OSEN)
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