韓国のtvNで放送され、ネットフリックスでも配信されているフュージョン時代劇『シュルプ』で、大妃（テビ）役を務めているのがキム・ヘスクである。
【写真】『シュルプ』主演キム・ヘス、“眉毛も演技する”大女優の貫禄。
彼女は、ペ・ヨンジュン主演の『冬のソナタ』でチェ・ジウ扮するユジンの母親役を演じた女優として知られている。
その後も『夏の香り』ではソン・スンホン扮するミヌの母親に扮し、『春のワルツ』ではハン・ヒョジュが演じたウニョンの伯母のチョ・ヤンスンを演じていた。
数々の名作で母親役を演じたことで「国民の母」と呼ばれているキム・ヘスクだが、時代劇では『シュルプ』以外にどんな作品に出演しているのだろうか。
1つ目は『ホジュン～宮廷医官への道～』である。
このドラマは、朝鮮王朝14代王・宣祖（ソンジョ）と15代王・光海君（クァンヘグン）の時代を舞台にした作品で、時代劇には欠かせない名俳優チョン・グァンリョルが主演を務めた。
イ・スンジェやファン・スジョンといった俳優たちも出演している本作で、キム・ヘスクはイ・ヒド演じるク・イルソの妻のハマン役で登場していた。
2つ目は『女人天下』である。
この『女人天下』の舞台となっているのは、朝鮮王朝11代王・中宗（チュンジョン）の時代で、その中宗をチェ・ジョンファンという俳優が演じていた。
主演を務めたカン・スヨンは、「朝鮮王朝三大悪女」の1人として知られるチョン・ナンジョン役に扮しており、中宗の三番目の王妃である文定（ムンジョン）王后はチョン・インファという女優が演じていた。
『女人天下』に出演した後は長く現代劇の出演が続いたキム・ヘスク。次に出演した時代劇が『師任堂（サイムダン）、色の日記』である。
本作は、朝鮮王朝と現代の2つの時代が舞台となっているドラマで、イ・ヨンエが主演を務めていた。
この作品でキム・ヘスクは、朝鮮時代では朝鮮王朝9代王・成宗（ソンジョン）の側室に扮し、現代ではイ・ヘヨン扮するミンソクの母親役を務めた。
ベテランの女優として強く印象に残る演技を披露しているキム・ヘスク。『シュルプ』の今後の物語でも彼女なりの演技を見せてくれることだろう。
文＝大地 康
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