BTSで最年長のJINが兵役の延期をとりやめて今年中に入隊することになりそうだ。さらに、他のメンバーも次々に兵役に入ることが予測されていて、所属事務所も「2025年に再び全員で活動開始」を目標にしている。
果たして、兵役後の2025年に彼らが再び一緒に活動できるだろうか。
これまでK-POPのグループは、兵役を機にメンバー全員での活動を中断せざるをえないことが多かった。それを考えると、BTSのことでも不安に思う人が多いことだろう。
しかし、きちんと計画を立てて7人の入隊をすみやかに行なえば、「2025年に活動再開」は十分に可能だと思える。その根拠を述べてみよう。
まず、兵役期間の短縮が追い風になっている。
現在の兵役期間は陸軍で18カ月だ。文在寅(ムン・ジェイン)政権が兵役期間の短縮を実現させたおかげで、軍隊生活がかなり短くなった。以前とは状況が違うのだ。
次に、所属事務所が綿密に「兵役による空白期間」を減らす計画を立てている。これまでは、グループのメンバー同士の入隊予定が合わず、全員が兵役終了に至るまでの期間が延びてしまうという事態が多かった。
その点、BTSは7人の意向がはっきりしている。彼らの年齢はマチマチだが、「早く兵役を終わらせる」という気持ちで一致している。そうであるならば、できるだけ「同伴入隊」の制度を生かしたほうがいい。
これは、「友人同士の2人が同時に入隊して同じ部隊で最後まで兵役を履行する制度」である。2003年から陸軍で実施されている。
何よりも、同伴入隊ならば一番気心の知れた人と最後まで軍務をできるので心強いし、精神的なダメージが少ない。しかも、最年長のJINが入隊したあと、他のメンバーが2人ずつ3組で同伴入隊すれば、とてもスムーズに兵役に入っていける。
さらに大事なのは、「7人が一緒に可能な限り早く兵役を終える」という意思を最後まで貫くことだ。この決意の貫徹が重要。復帰を待ってくれるファンのためにも、7人が一致して速やかに兵役を行なえば、2025年にBTS全員でのコンサートが見られるだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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