征服王として新羅(シルラ)の全盛期を築いたと言われる24代王・真興王(チンフンワン)時代を舞台に、イケメン花朗(ファラン)たちの青春を描く群像劇。
花朗とは、新羅時代の士官学校制度であり、その始まりは真興王時代と言われる。
彼は新羅で最も美しい女性2人を源花(ウォンファ)という役職に就けて、それを旗印にして人材を集めた。そして、源花を守る青年たちを花朗と呼んだ。
花朗は主に、貴族の子弟が選出されて新羅の山や渓谷を訓練場に能力を高めた。花朗は一見すると武に傾倒するように思われるが、学問の修練も欠かさなかった。まさしく、新羅が誇る最高の英才教育の場だったのだ。
その花郎を題材にしたこともあって、役者たちもイケメン揃い。
パク・ソジュン、ト・ジハン、チョ・ユヌといった若手俳優たちと、ZE:Aのヒョンシク、SHINeeのミンホ、BTS(防弾少年団)のVなどの人気アーティストたちが顔を揃えた。
【写真】『梨泰院クラス』パク・ソジュン主演の時代劇『花郎』とは?
中でも、Vは本作が演技初挑戦であり、演技ドル・デビューとなった作品でもある。
また、イケメン花朗たちとラブロマンスを繰り広げるアロ役には、大ヒット作『応答せよ! 1994』で好演したAra。「世界でもっとも美しい顔」で例年ランクインするほどの美人女優だ。
彼女が扮したアロは賤民出身という低い身分ながら、堂々とした性格が魅力。物語が進むと、史実で花朗を率いたと言われる源花という役職に抜擢されて、イケメン集団たちとの燃え上がる恋に身を投じる。
本作は100%事前制作で撮影されて、2016年12月から2017年2月にかけて韓国で放送された。全24話なので夏休みのイッキ見にも適したオススメ時代劇と言えるだろう。
新羅時代。賤民ムミョン(パク・ソジュン)は、生き別れた家族を探したいという親友マンムン(イ・グァンス)とともに都に向かうが、ふとした誤解で追われる身となり、マンムンは命を落とす。ムミョンはマンムンの本名“ソヌ”と名乗り変えて、復讐を誓う。
そんな中、新羅の宮廷では美しく気高い若者たちを集めて“花郎”ほ創設する。復讐のために花郎に入隊したソヌだったが…。
構成=韓ドラ時代劇.com編集部
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