今や韓国で社会現象を巻き起こしている『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。このドラマで主人公のウ・ヨンウ(パク・ウンビン)の上司として彼女を支えて見守っているのが、カン・ギヨンが演じるチョン・ミョンソク弁護士だ。
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彼は法律事務所ハンバダのシニア弁護士であり、有能であるばかりか思いやりにあふれ、とても素敵なキャラクターになっている。
演じているカン・ギヨンも好感度が抜群だ。俳優としても存在感を大いにアップさせている。
そんなカン・ギヨンの出演したドラマとして記憶に新しいのが『十八の瞬間』である。
このドラマは、2019年に韓国JTBCで放送されている。
主演は、オン・ソンウとキム・ヒャンギだ。2人は思春期特有の危うい感情を抱えながら失敗にめげずに成長していく18歳を演じていた。
特に、オン・ソンウが演じる高校生ジュヌは濡れ衣を着せられたり苦労の連続なのだが、出会った先生が本当に良かった。それが、カン・ギヨンが演じる教師のオ・ハンギョルだった。
ハンギョルは、どこか頼りないところがある先生なのだが、世俗的な損得よりも教師としての責任感を重んじるタイプの先生だ。
ジュヌが母親の強引なやり方で転校しようとしたときも、ハンギョルは冷静な判断力で生徒の最善な進路を考えてあげることができた。
このように、たとえ問題を起こす生徒がいても優しい対応で正しい方向に導いてくれるのが、ハンギョルの真骨頂だった。
こうしたキャラクターは学園ドラマには欠かせない存在であり、カン・ギヨンは穏やかな眼差しで演じていた。
それは、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で演じたチョン弁護士と相通じるものがあった。２つのドラマとも、カン・ギヨンが持つ温かい人間性が役柄によく生かされていた。
そして、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で眼鏡をかけた姿も、とても知性的で信頼感がみなぎっていた。このドラマには性善説に基づく「いい人」がたくさん出てくるが、ドラマを見る度にチョン弁護士への好感度が増していく。
文＝康 熙奉（カン・ヒボン）
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