あまりの人気で“自閉症の真似”も流行…『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』監督の考えは?

2022年07月27日 話題
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7月26日、ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の記者会見がスタンフォード ホテル ソウルで行われ、ユ・インシク監督が最近論争を巻き起こした「ウ・ヨンウの真似」について意見を述べた。

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『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、天才的頭脳と自閉スペクトラム症を同時に持つ女性ウ・ヨンウ(演者パク・ウンビン)が弁護士に成長していく過程を描くヒューマン法廷ドラマ。

大ヒットしているからこそ、最近ネット上ではウ・ヨンウの言動を真似してコミカルに仕立て上げる事例が発生し、論争を巻き起こしている。

そのことについてユ監督は「そういう事例があると聞いたし、心配する方々も多い。僕もドラマを作る人間としてそのような話が嬉しくはない」と明かし、次のように語った。

「日常生活やユーチューブなどでヨンウを真似した方々が、自閉症の人を皮肉りたいと思ってやったわけではないと思う。自分が好きなキャラクターを真似したいのは自然なことだ。しかし、ウ・ヨンウが見せる言動は、ドラマで積み上げた筋道の上でのものだ。短いドラマの映像だとしてもそれが分かった上で見られるけど、とある瞬間だけを外で真似してしまうと、ドラマとは違う脈略が発生したり、不特定多数の人には本来の意図とは異なる脈略で解釈される余地がある」

ユ・インシク監督(写真=ENA)

そして「そういう部分を気をつけなければならない時代になっているようだ。時代が急速に変わっているので『ここは皮肉で、ここはパロディ』と、誰かが決められるものでもないと思う。 社会的な合意、時代に沿った感受性の観点で(このことが)公論化され、何か基準点が生まれるのではないかと考えている」と述べた。

パク・ウンビンも気をつけている

ユ監督によると、「(ウ・ヨンウ役の)パク・ウンビンさんも、ドラマ以外ではウ・ヨンウの演技をしないほうがいいと判断した。だからインタビューを受ける時も注意を払っている」という。

彼は「作り手として、視聴者がドラマをどう受け入れ、どう楽しむか、とやかく言うつもりはないが、僭越ながら僕の意見を申し上げると、今までなかったキャラクターを作り上げ、社会的にも人気を集めているので、考えていなかった問題意識が生まれているようだ。この点について、賢明なる視聴者の方々が討論や公論化などで今の時代の基準を作ってくれることを期待する」と期待を示した。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、毎週水・木曜21時にENAチャンネルで放送中。Netflixでは同日22時30分から配信される。

(記事提供=OSEN)

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