視聴率と話題性、そして各種ドラマのランキング上位を占めて爆発的な人気を誇っているドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(ENA)。劇中でチョン・ミョンソク役を演じている俳優カン・ギヨンのセンスあふれる演技も話題だ。
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チョン・ミョンソクは、法律事務所ハンバダのシニア弁護士でウ・ヨンウ(演者パク・ウンビン)、チェ・スヨン(演者ハ・ユンギョン)、クォン・ミヌ(チュ・ジョンヒョク)ら新米弁護士を導くリーダーだ。
だからこそ彼らの中心で重すぎず、軽すぎないような適度な存在感を発揮しなければならない。カン・ギヨンはこのようなキャラクターを自然な演技で表現し、視聴者の好評を得ている。カン・ギヨンが“メンター”として活躍した瞬間を紹介する。
(※以下、ネタバレあり)
第1話では、刑事事件を刑法だけにとらわれず、民法から争点を見つけたウ・ヨンウの実力を褒め称えた。「自分の考えが甘かった」と、自分のミスであることを認めた上に、「普通の弁護士にも難しいことだ」と言ってヨンウに対する偏見を示したことをすぐに謝る態度で視聴者を微笑ませた。
その後も、裁判中はヨンウが尋問を終えて席に戻ってくるたびに「よくやりました」と褒める姿を見せ、ささやかな部分で彼がどれほどいい先輩かを感じさせた。
チョン・ミョンソクの言動を見ると、ハン・ソニョン(演者ペク・ジウォン)代表がどうして彼をウ・ヨンウのメンターに指定したのか理解できる。ウ・ヨンウを事件から外したクライアントの要求を受け、一緒に法廷に立たない選択をした彼の行動は「弁護士ウ・ヨンウ」の優秀さを認め、偏見の視線に一緒に立ち向かっていることを見せてくれる。さらにはいつの間にかヨンウの心強い味方になったチョン・ミョンソクの変化も感じさせた。
新米弁護士たちの心強い盾となり、彼らが成長できるようにバランスを取るという役割を果たしているチョン・ミョンソク。第6話では脱北者女性の事件に情熱を燃やすウ・ヨンウとチェ・スヨンに対し、「弁護士には時間が一番重要な資源だ。1つの事件に時間を使いすぎないようにバランスを取って」と、的確なアドバイスをした。
回を重ねるごとに、新米弁護士たちの面倒見のいいメンター役をしっかりこなしているチョン・ミョンソク。ツンデレな態度だけどウ・ヨンウと見事なコンビネーションを発揮し、木を見て森を見ていないチェ・スヨンには現実的なアドバイスを惜しまない。ウ・ヨンウをライバル視するクォン・ミヌには「ウ弁護士に学ぶところがあるはずだ」と厳しい忠告までする。
度々見られる彼のいい上司ぶりは、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』に現実味を与える要素だ。また、カン・ギヨンの見事な役作りを実感させている。今後の展開においてチョン・ミョンソクはまたどんな活躍を繰り広げるか、期待したいところだ。
(記事提供=OSEN)
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