「韓国ドラマは強い余韻が残る。温かさが込められた情緒に深く魅了される」
【関連】『二十五、二十一』主演キム・テリが“話題のエンディング”を語る「悲しいけど、認める」
これは韓国ドラマ好きの海外視聴者らがグローバルコンテンツレビューサイト「IMDB」に残した主な感想だ。
昨年1年間、韓国ドラマは「ディストピア」を描くジャンルドラマが世界中で消費されたが、ますます多様なジャンルのコンテンツが人気を得ている。
人間味あふれる海街コンジンで繰り広げられる“癒しロマンス”『海街チャチャチャ』、時代に夢を奪われた若者たちの成長を描いた『二十五、二十一』、そして人生の終わり、絶頂、もしくはスタート時点に立つすべての人の甘くて苦い人生を応援する『私たちのブルース』まで、韓国ならではの感性が盛り込まれたヒューマンドラマにも世界的な関心が集まっている。
Netflixのワールドランキングで『海街チャチャチャ』が7位、『二十五、二十一』が4位、『私たちのブルース』が最近20位圏内に入ったことがその証拠だ。
最近、イギリスのメディア『TBI』は「KOREA:Dreaming Big」と題した記事で韓国ドラマの人気を分析した。記事では「グローバルな視聴者が韓国ドラマを好む理由の一つは、魅力的なキャラクターが多いため」と説明し、「一般的に韓国ドラマは深いストーリーテリングを持っており、中の登場人物たちの関係も決して単純ではない」というのが強力な吸引力になると分析している。
昨年報道された米国『ニューヨーク・タイムズ』の記事でも「韓国ドラマのシーンは豊かな感情的相互作用であふれている。ヒーローたちはたいてい深い傷を持っており、平凡な人々は困難な状況に直面して愛と家族、他人を守ることなどの共同価値に集中する」と分析。加えて「韓国の制作者たちはドラマの中のキャラクターにヒューマニティが盛り込まれることを望んでいる」と韓国ドラマの特徴について説明した。
『二十五、二十一』の海外視聴者たちは「IMDB」を通じて「苦手になるほどロマンスだけにフォーカスを合わせた他のドラマとは違って、登場人物一人一人のストーリーに集中する点においてこのドラマは秀作だ」「文化の違いを超え、若者たちの情熱と彼らが生きていく中で自分のアイデンティティを探す過程が丁寧に描かれている」と評価し、文化と環境を通り越して深く没入したことをうかがわせている。
ドラマ制作会社スタジオドラゴンの関係者は「世界的に訴求される話も重要だが、韓国の制作者たちはいつも良い話をうまく具現化する地点を目標に据えている」と言い、「私たちのストーリーテリングは多様なキャラクターたちが絡むことで作り出される話であり、これは人間と暮らしに対する愛情を土台にしている。このような感情が国と文化を超えて全世界の視聴者に通じると信じている」と語った。
(記事提供=OSEN)
■【注目】「ノスタルジックな世界」を名場面で見せてくれる珠玉のドラマこの3本
前へ
次へ