現在、韓流プレミアで放送中の時代劇『ヘチ 王座への道』で、司憲府（サホンブ）の監察補佐官チョン・ヨジを演じている女優のコ・アラ。
ちなみに、劇中でチョン・ヨジが所属する司憲府とは、高麗から朝鮮王朝にかけて存在した組織で、官僚が不正や違法行為をしないように監視する。
もし、そういった行為を見かけた場合は取り締まりを行ない、官僚たちの官職を剥奪する権利を持っている。つまり、現在の警察のような役割を担っているのである。
ドラマのタイトルにもなっている「ヘチ」とは、善悪を見極める力を持つ神獣のことで、正義を象徴する存在だ。その姿は頭に一本の角があり、見た目は羊に似ているという。
この「ヘチ」には「獬豸（かいち）」という別名があり、昔の中国では、法を執行する役人がかぶる「法冠」のことを「獬豸冠（かいちかん）」と呼んでいたそうだ。
彼女は、『ヘチ』以外にも『応答せよ1994』や『ハンムラビ法廷』、『ドドソソララソ』、『花郎（ファラン） 希望の勇者たち』といったドラマで幅広い演技を見せてきた。
そんな彼女が映画に出演するのは、2016年の『探偵ホン・ギルドン：消えた村』以来となる。
『悲しい熱帯』で主演を務めるのは俳優のキム・ソンホで、監督はパク・フンジョンが務める。
その映画に出演することを決めたコ・アラは、今までとは違うイメージを見せる予定だという。
現在、映画『悲しい熱帯』の撮影に臨んでいるコ・アラ。彼女はいったいどんなキャラクターを演じて、キム・ソンホとどのような演技を見せてくれるのかが興味深い。
今後も女優としてすばらしい活躍でファンを楽しませてくれるだろう。映画が公開される日が今から待ち遠しい。
文＝大地 康
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