隔世の感がある。韓国で子役出身から大成したスターのことだ。20年前なら、韓国の芸能界では「子役は大成しない」というジンクスが強烈に生きていた。しかし、時代は変わった。今では子役出身から大成した俳優がたくさんいる。
【画像】『トンイ』名子役キム・ユジョンの「何でも出来ちゃう」近況
むしろ、その人たちがいないとドラマのキャスティングができないほどだ。
チャン・グンソク、ヨ・ジング、ユ・スンホ、キム・ソヒョン、イ・セヨン……そして、キム・ユジョンである。
このように子役出身のスターを並べてみると、キム・ユジョンはやはり独特の輝きを持っている。それは、『トンイ』や『太陽を抱く月』など超人気ドラマのヒロインの子役を華々しく演じてきたという「子役のナンバーワン」というキャリアがあるからだ。
そんなキム・ユジョンは2016年に制作された『雲が描く月明り』でパク・ボゴムと共演して大人の女優として巣立った。もはや主人公の子供時代を演じたわけではない。キム・ユジョン自身が堂々たるヒロインになったのだ。
こうして『雲が描く月明り』で成功したあとも、キム・ユジョンは次々に主演作で順調にスター街道を歩んできた。
2021年は得意の時代劇『ホンチョンギ』で「歴史ドラマの女神」ぶりを存分に披露して喝采を浴びた。そして、今度はネットフリックス(Netflix)で世界に配信されるオリジナル新作映画にチャレンジすることになった。
それが『20世紀少女』(原題)である。
この映画では、1999年に17歳だった女子高生のときめく初恋が抒情的に描かれるが、物語は21世紀にも引き継がれて、初恋のロマンスがさらに新しい展開を迎えていく。その中で、キム・ユジョンが時を経て成長していくヒロインの「その後」を美しく魅せてくれることになるだろう。
共演は『コッパダン~恋する仲人~』『青春の記録』などで印象的な演技を披露したピョン・ウソク。彼がキム・ユジョンと一緒に素敵なラブストーリーの主人公になる。
2人のラブロマンスが世界に配信されるというのは本当に楽しみだ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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