ネトフリ配信の『気象庁の人々』脚本家がドラマに込めた思いとは。“今日を生きる人々”にエールを!

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Netflixで配信中の新ドラマ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』(JTBC)の脚本家が、韓国ドラマとして初めて“気象庁”の人々に注目した理由は何だろうか。

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『気象庁の人々』は、熱帯夜より熱く、局地的な豪雨よりも推し量ることができない気象庁の人々の仕事と愛を描く職場ロマンスドラマ。『キム秘書はいったい、なぜ?』で知られるパク・ミニョンと、『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』『わかっていても』のソン・ガンが主演を務める。

脚本家のソン・ヨン作家は「天気と同じくらい予想のつかない恋愛をし、恋愛ほど変化に富む天気を予測する人々の話」と作品について説明した。天気も恋愛も、すべてが意志とは関係なく流れるが、その時間に耐え、責任を持って成長していくみんなの物語だという。

ソン・ヨン作家が気象庁に注目した理由もここにある。人間が今のように天気予報をするようになってから、まだ100年も経っていない。それだけ天気の予測が難しいという意味だ。

ところが私たちは、天気予報は当然当たるものだと考える。少しでも外れると、大袈裟に反応したりもする。そのためソン・ヨン作家は、「気象庁の人たちも言いたいことが多いのではないか」という考えを持ち、彼らの話を聞きたくなったという。

だから気象庁を2年近く取材し、約8カ月は予報局の状況室に通勤しながら総括2課の人々と一緒に仕事をした。

「予報官たちが最初は人見知りをして苦労したが、徐々に親しくなって本音も話し合い、新入社員の教育を受けるように天気や気象について学んだ」とのこと。その過程で「正確な予報を行う前に、国民の生命と安全を守ることを最優先に考える彼らの使命感」についても知るようになったため、それがドラマにも深く反映された。

『気象庁の人々』は使命感を持って天気を予測し、自身の予報に責任を持つ人々の話だけでなく、社内恋愛の“残酷史”も描かれる。

(写真提供=npioeエンターテインメント、JTBCスタジオ)

総括2チーム課長チン・ハギョン(演者パク・ミニョン)、特報予報官イ・シウ(演者ソン・ガン)、首席報道官ハン・ギジュン(演者ユン・バク)、文民日報記者チェ・ユジン(演者ユラ)がその主人公だ。

「社内恋愛はするもんじゃない」という言い伝えもあるが、ソン・ヨン作家は「それでも愛するしかなく、乗り越えて耐えられるという話をしたかった」と説明した。

ソン・ヨン作家によると、主人公たちは自分に与えられた仕事と恋愛に最善を尽くすが、それだけ挫折を味わうこともあるという。だからこそ「これしかできない人間」という事実に苦しむが、彼らがどれほど素敵な人々なのか、ドラマを見れば分かる。

このドラマを通じて伝えようとするメッセージも、「あなたたちは自分が思うよりもはるかに素敵ですごいことを成し遂げる人々だ」とか。

一方、キャスティングの知らせには「すごい」と叫んだという。

(写真提供=npioeエンターテインメント、JTBCスタジオ)

「ドラマで最も非現実的な部分はパク・ミニョン、ソン・ガン、ユン・バク、ユラのような人たちが気象庁で働いていることだ」と、気象庁の職員に指摘されたそうだが、「実際に俳優たちに会ってみると、彼らが持っている健康で前向きなエネルギーが『気象庁の人々』と本当によく合っている気がした」という感想も伝えた。

最後に「過去にも気象庁の門を叩いた作家は多かったが、気象というものがあまりにも難しく、膨大であるため、途中であきらめたと聞いた。私もやはり何度もあきらめたかったし、あきらめたこともあったが、その度にもう一度書いてみてほしいと言ってくれたカン・ウンギョン先生に感謝の気持ちを伝える。いろいろと容易ではない状況にもかかわらず、とても温かい視線でドラマを演出してくれたチャ・ヨンフン監督にも、尊敬と感謝の言葉を伝えたい」とインタビューを終えた。

ソン・ヨン作家と『椿の花咲く頃』のチャ・ヨンフン監督がタッグを組んだ『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』は、韓国JTBCにて毎週土・日曜び22時30分に放送中。Netflixで同時配信される。

(記事提供=OSEN)

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